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デジタルシフトによりビジネス環境が激変する中、ビジネスパーソンはどのようなスキルを身につければいいのか――。10月7日に開催されたNIKKEIリスキリングのウェビナーに、元LinkedIn日本代表で「転職2.0」著者の村上臣氏と、エン・ジャパン「AMBI」事業責任者の峯崎直哉氏が登壇。AMBIの求人検索キーワードランキングに基づき、「いま売れるスキル、これから有望なスキル」について縦横無尽に語った。4回にわたって、当日の模様をお届けする。(司会=NIKKEIリスキリング・桜井陽)

Vol.1「営業の概念が変わる時代に求められるスキル・ジョブ」はこちら

Vol.2「カスタマーサクセスに必要な課題解決力をつけるには」はこちら

Vol.3「『表彰』『達成』『MVP』が評価されなくなった訳」はこちら

Vol.4のポイント
・ヒューマンスキルやコンセプチュアルスキルに注目
・DX支援業務の裾野は今よりもっと広がる
・B to Bビジネスの拡大予想
・AIを文房具のように使える人は強い
・リスキリングは仲間と一緒に

桜井:お二人は、5年前の時点で、2022年の「売れるスキル」リストがどういったものなのか、予測できたでしょうか。

峯崎:いや、難しいですね。5年前というとスタートアップや越境ECみたいなものがマーケットですごく増えてきた時期だと思いますが、新しいプロダクトがどうやって生まれるかまではちょっと予測できないので。一方で以前のスキルって何も役に立たないのかといえば、そんなことはなく、例えば最近聞いた話では、LINEってみんな普通に使っているように思いますが、地方の漁業に携わる人の中にはまだ使っていない人たちもいっぱいいて、その人たちにLINEを導入するというのをコンサル費用100万円ぐらいでやっている人もいる。ですから、需要がどこで発生しているかをちゃんと捉えた上で、どんなスキルを身につけるかが大事になってくると思いますね。

桜井:なるほど。臣さんは「5年前にここは自分でも予測できた」っていうものはありますか。

プラットフォームの動きに組織や働き方が影響される

村上:そうですね。技術的なところはトレンドを押さえていればある程度予測できたかなと。やっぱりマシンラーニングみたいなものが出てきたときに、「Pythonいいよね」とテックの先端の人たちは結構思っていましたからね。あとSalesforce とかAWSといったクラウドもどんどん広がっていく予測はあったので、そのあたりは予測できたかなと思います。

カスタマーサクセスやインサイドセールスといった営業職に関しては、日本の外では結構前から起こっている変化で、それが日本に流入してきたということでしょう。それには二つ理由があります。一つは日本では特にスタートアップがゼロから組織を作る時に参考にするのが、やっぱりシリコンバレーのスタートアップや外資系の企業のフルジョブ型だったりするわけですね。そういう中で緩やかなジョブ型への変更という流れになっていること。二つ目に言えることは、やっぱりこのSasSみたいにビジネスのやり方が変化してることです。Salesforceが典型なのかもしれないですけども、ビッグプレーヤーが出てきてそのプラットフォームを導入するのが当たり前みたいなことになってきた。そうなると、プラットフォームの使い方に合わせて組織そのもの、働き方も変わっていく流れになってくる。世界潮流へのキャッチアップみたい部分は大きいと思いますね。

5年後に必要とされるスキル・ジョブは

桜井:その世界潮流を踏まえてですね、逆に5年後、2027年あるいは2020年代の終わりぐらいにどういったスキルあるいはジョブが求められていくのか。あえてここで予測をしていきたいんですけど。

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