バラクータとも好相性 英国老舗メーカーのキャスケット

「個人的に昔ながらの英国の着こなしが好きで、冬場はバラクータのジャケットやバブアーのオイルドジャケットをよく着ています。帽子もそれと相性の良いニュースボーイキャップ(キャスケット)をかぶることが多いですね」

そう語るのは「ZABOU(ザボウ)大阪」(大阪市中央区)の坂口冬馬氏だ。自身も愛用しているというHanna Hats(ハンナハッツ)の一品を薦めてくれた。

1924年にアイルランドで創業した老舗ハットメーカーのキャスケット。今なお家族経営で一点一点丁寧に手作りしている。ブルーとオリーブのほか、同店別注モデルのグレーとブラウンもそろえている。Hanna Hats / Newsboy Cap tweed 1万560円

「当時の新聞配達の子供がよくかぶっていたことから名付けられた帽子です。ツイード素材を使ったビンテージ風のデザインが魅力ですね。ボリュームのあるシルエットなので、近年のトレンドであるオーバーサイズの着こなしとも相性がいいです」

生地には「ハリスツイード」の高品質なヘリンボーンのウールツイードを使用
頭の形よりやや大きめのサイズを選ぶのもポイントだそう

英国ブランドだけでなく、オーセンティック(正統)なアメカジ(アメリカンカジュアル)のスタイルにも合いやすいため、リピートする客も多いという。とはいえ、かぶり慣れない人にとっては取り入れるハードルが高い印象もあるだろう。かぶり方のコツも坂口氏に聞いた。

英国ブランドのバラクータのジャケットとの相性もいい

「個人的には、ツバを真っすぐにしてかぶるのは少し気恥ずかしい感覚があります。僕はツバを少し斜めに傾けてかぶることが多いですね。参考にしたのは映画『ゴッドファーザー』の登場人物のようなかぶり方。こなれた印象になるので、ぜひ試してみてほしいですね」

文:FACY編集部 山梨幸輝(https://facy.jp/)


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