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近年、パソコンやスマートフォン(以下、スマホ)を取り巻く音楽環境は劇的に進化しました。聴き放題のストリーミング配信サービスも一気に普及。その一部は制限付きながら無料でも使えます。パソコンやスマホでの最新オーディオの楽しみ方を紹介しましょう。具体的なポイントを5回にわたって徹底解説します。

◇  ◇  ◇

ここではスマホの音楽をより高音質で聴く方法を見ていこう。最近はiPhoneやPixel(ピクセル)など、本体にイヤホン端子を搭載しないスマホが増えてきた。それと相まって、Bluetooth接続で利用するワイヤレスのイヤホンやヘッドホンが急速に普及している。しかし、Bluetoothは伝送時にデータを圧縮するため、音質的には有線のほうが有利(図1)。音質を重視するなら、スマホで使えるポータブル型DACの導入も検討したい。

図1 最近はイヤホン端子を搭載しないスマホが増えており、無線のBluetooth経由で音楽を聴くのが主流。高音質を求めるなら、ポータブル型DACを介して有線で聴くスタイルもある。音質的には圧縮しないDACのほうが有利だ

図1 最近はイヤホン端子を搭載しないスマホが増えており、無線のBluetooth経由で音楽を聴くのが主流。高音質を求めるなら、ポータブル型DACを介して有線で聴くスタイルもある。音質的には圧縮しないDACのほうが有利だ

音質はコーデックで変わる、製品選びはスマホに合わせて

Bluetoothで伝送する音声データの音質は、コーデックの種類に左右される。Bluetooth機器の音声データのやり取りはA2DPというプロファイルを利用し、標準ではSBCというコーデックが使われる(図2)。さらに、端末や再生機器によってはSBCより高音質なコーデックも用意されている。

最近のAndroidスマホならaptX(アプトエックス)やLDAC(エルダック)に対応する機種が多い。iPhoneはAACに標準で対応する。高音質のコーデックでやり取りするには、当然ながらスマホと再生機器の両方が対応している必要がある。Bluetooth接続のイヤホンやヘッドホンを選ぶときは、使っているスマホの仕様に合わせよう。

図2 オーディオ用のBluetooth機器は、標準でSBCというコーデックで音声データを圧縮して伝送。多くのAndroidスマホはLDACやaptX、iPhoneはAACという高音質なコーデックにも対応する。ちなみに、圧縮されたデータの音質はビットレートで示す

図2 オーディオ用のBluetooth機器は、標準でSBCというコーデックで音声データを圧縮して伝送。多くのAndroidスマホはLDACやaptX、iPhoneはAACという高音質なコーデックにも対応する。ちなみに、圧縮されたデータの音質はビットレートで示す

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