千疋屋のファストフードスタイルカフェ 東京・日本橋

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2022/4/4
昭和初期から受け継がれてきた伝統のメニュー「マンゴーカレー(ミニフルーツ付)」

始まりの街、日本橋。この街で生まれ、今ではすっかり身近な存在となっているものがいくつかあるが、フルーツパーラーもそのひとつ。

江戸時代に日本初のフルーツ専門店として日本橋に創業した「千疋屋」が、明治に開いた「果物食堂」がフルーツパーラーの元祖と言われている。

その「千疋屋総本店」が手軽においしいフルーツを楽しんでもらおうとオープンしたのが「Caffe di FESTA(カフェディフェスタ)」。

専門店ならではの「食べごろ」を目利きしたフルーツを使ったスイーツや料理を楽しめる。

「日本橋三井タワー」内の「千疋屋総本店」1階にカフェがある。もともと、この地は「千疋屋本店」があった場所。

「カフェディフェスタ」は昭和46年(1971年)に本店を10階建てのビルに建て直したとき、当時は珍しかったファストフードスタイルで軽食やスイーツを楽しめるカフェとして誕生した。

その後、総本店が「三井タワー」内にオープンした際、白を基調にしたモダンなインテリアのカフェとして新たにスタートした。

2方向すべてがガラス張りと明るく、開放感あふれる店内。カウンター席のように使えるハイチェア席が並ぶ大テーブルのほかに、2人がけのテーブル席が並んでいる。天気の良い日には店の外側に並ぶ「三井タワー」のテラス席を利用することも可能だ。

注文はファストフード店らしく、カウンターで注文して受け取るセルフサービススタイル。メニューは自慢のフルーツを使ったデザートのほかにカレーやパスタなどの軽食も充実。日本橋での手軽なランチ利用にもぴったりだ。

「マンゴーカレー」についている「ミニフルーツ」は千疋屋のクオリティーを保った4、5種類の旬のフレッシュフルーツ

どの軽食類にも「千疋屋総本店」らしくフルーツが使われているが、人気なのは昭和初期から受け継がれてきた伝統のメニュー「マンゴーカレー(ミニフルーツ付)」。

豚肉とタマネギをじっくり煮込んだカレーに濃厚な甘さのマンゴーを加え、さらに煮込んだ欧風カレーだ。

カレーに合うフルーツは何だろうと試行錯誤して生まれたというフルーツ専門店ならではのカレー。カフェではあらかじめカレーが盛り付けられるカジュアルスタイルで提供され、その分、お値段はリーズナブル。もちろん、味は変わらぬ伝統のおいしさだ。

フルーティーなマンゴーの甘さが、豚肉や野菜のうま味を増し、後からスパイスの風味がしっかりときいてくる。甘いだけではない、多彩な味わいが層になっており、長年、愛されてきたのも納得のおいしさだ。

セットになっている「ミニフルーツ」もあなどれない。

4、5種類の旬のフレッシュフルーツが盛り合わされており、いずれも「千疋屋総本店」クオリティーのものばかり。ミニサイズとはいえフルーツのおいしさに顔がほころぶ。