ビジネスシーンに比べると、カワイさをアピールすることが簡単な休日カジュアルスタイル。ですが、カワイさだけを意識してしまうと、ただのイタいおじさんになってしまうことも……。いつもの男前なスタイルにほどよくカワイさをプラスする塩梅(あんばい)が重要なんです!
まずはオフの日から、カワイイの手慣らしを
感情を動かされる“エモさ”の条件って、何でしょう!? それはズバリ、優しさや柔和さを見せることです。そう、決して若者や女性に媚(こ)びるって意味じゃあ、ないんです! 大切なのは、居丈高に構えることなく、誰からもとっつきやすい雰囲気を演出すること。そのためには、まずファッションで意識改革を図りましょう。
シーン1 カフェでのひととき
休日の街ブラは、優しい色使いでエモさを演出
とある休日、ひとりカフェでのんびり。昨今、スエットやイージーパンツに代表されるリラックスアイテムが人気ですが、カワイさをアピールするならほっこり感やニュートラル感が欲しいところ。
例えばこんなピンクのニット。優しさ演出の鉄板色ですが、ポイントはライトトーン&ローゲージを選ぶこと。発色を抑えることでイヤらしさがなくなり、さらにざっくり感から漂うラフな雰囲気が気負い感を払拭してくれます。
そしてパンツには、ライトベージュのカーゴパンツを。ニュートラルカラーにすることで春らしい軽やかさと柔らかさを出しつつも、ミリタリーパンツなのでオトコらしさをキープできます。
つまり、ほどよいエモさは、過剰なカワイさアピールをしないことが重要。これが、LEON流大人カワイイの作り方なんです。
インナー選びにもコツが。トーンを明るくしすぎると、カワイイというよりチャラい印象に。ブラウンという渋めなカラーを入れることで、あざとさを回避できます。
さらに細かいテクニックとして、シャツのちょい見せも有効。ブラウンによる渋さ演出の有効性を高めつつ、ヌケ感によるカワイさの両立が図れるってワケです。