自分たちが欲しい家電を開発
開発のきっかけは、スマートフォンケースやマウス、キーボードなどを手掛けるデザイナーたちが集まり、「家電で何か新しい提案ができないか」と議論したことだという。
その場にいたデザイナーは、偶然にも一人暮らしばかり。そこで、自分たちが本当に作りたいものを作ろうと、社内の各領域を横断したデザインチームを結成した。18年夏にはチームとして新しい企画を立ち上げ、最終的には4人のデザイナーと生産・技術担当、品質管理担当を含めた6人で、自社にない新しいカテゴリーを目指して開発した。
自分たちが毎日使いたいものを突き詰めると、ホットプレートが出てきたという。「食事の最後まで温かいプレート」という理想を掲げ、既存の技術やコストとの兼ね合いもある中で、「四角いホットプレートではなく丸い皿のようなホットプレートにする」「食べる人が座った状態でホットプレートを見下ろしたときに、下にあるIHヒーターを見えないようにする」などにもこだわった。


