【日本語訳】
経済協力開発機構(OECD)加盟国を含む136カ国・地域は8日、企業が負担する法人税の最低税率を15%とすることで合意した。店舗などの物理的な拠点がなくてもサービス利用者がいればIT(情報技術)企業などから税収を得られるデジタル課税も導入する。経済のグローバル化に合わせ、国際的ルールを作りかえる。2023年の導入を目指す。
30年以上続いた法人税の引き下げ競争に歯止めをかける大きな節目となる。最低税率の設定は総収入が年7.5億ユーロ(約970億円)以上の企業を対象に想定する。税率の低い国・地域に子会社を置いて税負担を逃れるのを防ぐ狙いだ。税率が12.5%でグローバル企業の拠点が多いアイルランドも合意に加わった。

milestone...に注目してみよう!

今回取り上げる表現は、milestone...です。

記事には、This marks a milestone in efforts to hit the brakes on a race to the bottom on corporate taxes that has continued for over 30 years.(30年以上続いた法人税の引き下げ競争に歯止めをかける大きな節目となる)とあります。ここで注目してもらいたいのが milestone...という表現です。milestoneは、本来は「マイル標石」つまり「道しるべ」のこと。それが転じてビジネスなどにおいて、大きな目標を達成する途中段階における重要な中間目標、目印を意味します。milestone for ...で「〜における節目」「〜にとって画期的なで出来事」を表します。今回の例文のように、markを伴って、mark a milestone for...(〜の大きな節目となる)のように使います。また、important milestoneやbig milestoneなど強調する言葉と共に使うこともよくあります。

Speak up! 会話での使い方をみていきましょう。

【シチュエーション1】
A: It looks like these sales figures have set a new record.
 売り上げが過去最高を記録したらしいね。
  
B: That’s right. That marks a significant milestone for the company as we expand nationwide.
 ええ。全国展開への大きな節目となる出来事だね。

significantは「かなりの」「大幅の」と程度の大きさなどを表し、「重要な」という意味もあります。mark a significant milestoneで「大きな節目となる」という意味になります。

【シチュエーション2】
A: My grandparents have been married for 50 years.
 おじいちゃんたちはもう結婚して50年たつのね。
  
B: That’s a big milestone for a married couple.
 夫婦にとって50年は大きな節目ね。

big milestone for ...で「〜にとっての大きな節目」。会話例のように、夫婦の結婚何周年や、会社の創立何周年などを表すときによく使われます。

【シチュエーション3】
A: Have you seen that popular movie yet?
 あの話題の映画はもう見た?
  
B: Yeah, I have. It marks a major milestone in the director’s career.
 ああ、見たよ。あれは監督のキャリアの重要な節目だな。

majorにも「重要な」「主要な」という意味があります。mark a major milestone in … careerで「〜のキャリアにおいて重要な節目の……となった」という意味になります。

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milestone…..ほかにもこんな使い方
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