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「人生100年時代」と言われる現代。終身雇用制度は限界を迎え、新型コロナウイルス禍により働き方が多様化し、会社にいれば自動的にキャリアが形成される時代は終わろうとしている。

「転職」「副業」「独立」「今の会社で活躍」……と、人の数だけ選択肢がある今、多くのビジネスパーソンが求めているのは、「正解のない時代」を生き抜くためのキャリア戦略ではないだろうか? 法政大学キャリアデザイン学部教授の田中研之輔さんは、「変化の激しい時代の中で生き残っていくためには、会社員であっても会社に依存せず、主体的にキャリアを築いていくことが重要」だと語る。

私たちは、どのようにして主体的なキャリアをつくればよいのか。田中さんの新著『キャリアの悩みを解決する13のシンプルな方法 キャリア・ワークアウト』(日経BP)から、担当編集者が正解のない時代を生き抜くための実践的な方法をお伝えする。

キャリア形成の鍵は、学歴や才能よりも「持続的な行動」

本書の中で、田中さんは「キャリアを形成するために最も重要なものは、『持続的な行動』」だと語る。

「『持続的な行動』とは、知識やスキル、人とのつながりをアップデートしていきながら、自分で自分のキャリアを開発していく活動を、絶え間なく続けていくことです。今は大企業であっても、10年後に会社が存続している保証はどこにもありません」

「新型コロナウイルスの流行をきっかけに、新しい働き方を創出する過渡期にいる今、『学歴』や『才能』だけに頼ったキャリア形成では、変化の著しい社会を生き抜くことはできないでしょう。これから先は、学歴や才能ではなく『持続的な行動』による格差が、キャリア形成に大きな影響を及ぼします」

知識やスキル、人とのつながりをアップデートしていきながら、自分で自分のキャリアを開発していくこと。それこそが、これからの時代に必要なキャリア戦略といえる。

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