外部モニターとして使えるなど独自アプリはよくできている
FMV LOOXは、2台目以降のパソコンとして買うケースが多いだろう。そうした用途を想定し、他のパソコンと接続する独自のアプリ「クリエイティブコネクト」が搭載されている。
このアプリで画期的なのが、パソコンの隣に置いたLOOXを、外付けモニターとして使うことができる点だ。また、LOOXで手書きをしている際に、その結果を別のパソコンの画面に大きく表示させて、LOOXを液晶ペンタブレットのように使うことも可能。最初の接続時には20秒ほど待たされるが、一度つながればマウスを動かしたときのポインターの遅延もさほど気にならず、外付けのモニターと同様の感覚で利用できた。

前述の通り、FMV LOOXのCPUはやや性能が劣るUシリーズなので、少しでも高性能な上位モデルが個人的にはお薦めだ。実勢価格は19万7780円で、iPad Pro 12.9インチの512GBモデル(実勢価格16万5800円)との価格差は約3万2000円あるが、Office 2021が付属して、仕事とプライベートの両方にフル活用できるFMV LOOXの方がコスパは高いといえるだろう。
(ビジネス書作家 戸田覚)
[日経クロストレンド 2022年7月5日の記事を再構成]