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Hello everyone! 英語講師の神林サリーです。日本で生まれて育った日本人はネーティブにはなれませんよね。でもね、バイリンガル(2言語話者)にはなれるのです。わたくしの講座のコンセプトは「あなたをバイリンガルにいたします」。かんたんに英語をマスターできる学習法をお教えします。

前回は「英語essay実践編 お題『住むなら都市と地方どっち』」 と題して、これまでの連載の総まとめということで実際に "Urban Vs. rural: Which is better?" のトピックでessayを書いてみました。例文は "Urban is better." の結論で書いてみましたので、ぜひ "Rural is better." でも書いてみてくださいね。

英語のレトリックはハンバーガー

27回目の今回は、いよいよ最終回です。1年間お読みいただき、本当にありがとうございました! 読者のみなさまのおかげで走りきることができました。最後は今までの連載を振り返りながら、英語力を上げるコツをお伝えしたいと思います。まず初回の記事では「英語表現は『ハンバーガー』 ストレートでシンプルに」というタイトルで、英語文化を理解する基本的な7つのルールをご紹介しました。

(1)表現はストレートに
(2)KISSの法則=シンプルに
(3)常に主語を意識する
(4)より具体的に より言葉で詳しく
(5)謙遜<自尊心
(6)日本語は縦、英語は横
(7)ジョークやユーモアの心

連載では、これらを常に意識して書いてきました。特に(1)については、英語のレトリックが(a)Introduction=イントロ(b)Main Body=本文(c)Conclusion=まとめ――の三段論法で、(a)と(c)のバンズで(b)の100%ビーフを挟むハンバーガーのようだとご紹介しました。私はこのハンバーガー的レトリックが重要だと思っていて、「自己紹介から論文に至るまで全てに応用できますよ」とお伝えしました。もちろん前回のessayライティングでも、このレトリックを使っています。

英語のレトリックはハンバーガーのような三段論法(画像はイメージ)=PIXTA

何より連載のタイトルは「書いて話せる!」、つまり「書けば話せる、書けないものは話せない」というコンセプトです。ライティングしながらスピーキングのスキルを上げるコツや方法を、主にビジネスパーソンの皆様に役立つよう様々な角度からお伝えしてきました。私がおすすめするVERSANTライティングテストの対策やスコアアップにもつながるようになっています。

日常の1コマに英語を組み入れる

そして英語力を上げるには、英語を勉強と捉えずに日常の中で使える工夫をしなくてはいけません。それにはまず手帳を英語で書いてみることから始めましょう。仕事の英語手帳から始めてみよう(上)(下)では、顔を洗ったり歯を磨いたりするように日常の1コマで英語を使えるよう英語手帳の書き方をお伝えしてます。特に社会人は仕事の予定を英語で書いていくとビジネス英語の単語などが身近になり、発信につなげることができるようになります。

この手帳の良いところは、自分サイズの単語や表現が使えるようになることです。知っている単語や表現には2通りあります。「ただ知ってるだけで使えない」と「知っていて使える」です。発信力を高めるには、知っていて使える英語を増やさなくてはいけません。学習だけですと知ることはできても使えるところまで行くのが難しいので、何としてでも使って体で覚えていくのが早道です。

この仕事手帳に慣れたら日記に移行します。英語日記を書いてみよう(上)(下)でお伝えしたように、単語からセンテンスにしていきます。まずは天気から。これを書くだけでも「英語を使っている」ことになりますから、一歩踏み出してみてください。英語を使うことをゼロにしない工夫をするのです。

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