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ワンキャリア取締役の北野唯我氏(右)とVoicyCEOの緒方憲太郎氏

音声プラットフォーム「Voicy(ボイシー)」を運営する緒方憲太郎氏がさまざまなメディアで活躍するクリエーターと音声の可能性を考えていく連続対談。今回のゲストは、キャリアデータプラットフォーム事業を手がけるワンキャリアの取締役で、『天才を殺す凡人』『転職の思考法』などのベストセラーを連発してきた北野唯我氏だ。音声による情報発信にも積極的なビジネス書作家からみると、音声はどのような可能性を秘めるのか。

めまぐるしい変化の中で書いた

北野 『ボイステック革命』の中で、可処分時間の話をされていましたが、"視覚"の可処分時間はもう行きついてるというか、競争が激化してレッドオーシャン化している一方で、"聴覚"の可処分時間はまだ大きな市場として残されています。テクノロジーもビジネスモデルも未開拓な部分が多い。

緒方さんは今回、この本を書いたことで、ボイステック市場を見るときの解像度って変わりましたか?

緒方 めっちゃ上がったんですよ。やっぱり言語化って大事ですね。言語化ってすごくめんどくさい作業なので、何もないとついサボってしまうんですが、言語化しないと気付かなかったことはたくさんあります。

途中、編集者さんに「ここはどうなってるんですか?」っていろいろ突っ込まれたんですが、そのたびに、「あ、そこは考えてなかった!」となってものすごく考えました。

この本のプロジェクトは、すごくおもしろいタイミングで始まったんです。昨年の12月に構成を考え始めたときには、「『音声ってこれから来るんですか?』ということをきちんと話さないといけないね」と言っていたんです。それが、今年に入ってからクラブハウスブームがあって、「いや、『音声がこれから来る』という話はもういい」という流れになった。むしろ「なぜ『今』来ているのか」を書かなくてはならなくなった。

そうするうちに、クラブハウスブームも一旦おさまって、「それでもなぜ音声なのか」が話の中心になりました。GAFAはもちろん、ネットフリックス、最近ではHuluまで音声コンテンツをやり始めて、「グローバルの大手がどんどん音声に入ってきているのはなぜなのか」となっていきました。

時代がめまぐるしく変わるのに頑張ってついて行きながら書いたという感じです。

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