BTSの着こなしパワー バラバラなのに不思議な統一感コラムニスト いであつし

多くの企業の広告に起用されているBTS。いまもっとも影響力を持つアーティストだ

通っているジムの有線でビリー・アイリッシュやジャスティン・ビーバーにまじってBTS(防弾少年団)がよく流れている。こっち方面には全くもって詳しくないオジサンも、遅ればせながら「うーむ、もはやBTSはKポップアイドルの枠じゃないな」と納得しました。国連でスピーチをしてパフォーマンスも行い、コールドプレイとコラボした「My Universe」も大ヒット中。いまや名実ともに世界的なPOPスターである。




ということで今回のニュースなルックはBTSなのだが、今オジサンは必死にメンバーの名前と顔を覚えようと頑張っています。髪のカラーで名前を覚えようと思ったのですが、韓国名と英語のニックネームがあったりして、すいませんねぇ、ARMY(アーミー)の皆さん、サッパリ覚えられません。あ、ARMYっていうのはBTSのファンの名称ね。

ミュージック・ビデオの世界観 GUCCIに通じる?

ちなみにジムでよく掛かっているのは『IDOL』という曲。1980年代に流行ったニューウェーブ風なイントロで、てっきり今どきの洋楽アーティストの新曲かと思ったら、これも『Dynamite』や『Butter』と同じでBTSの曲と知って驚いた。

さっそくYouTubeでMV(ミュージック・ビデオ)を見たら、これがまぁアータ、実によく創りこまれている映像で最高にカッコイイ。CGを駆使したキッチュでポップでシュールでお洒落(しゃれ)な映像の中で、BTSがキレッキレのダンスとラップを歌って踊って繰り広げる。「BTS? ベーコンレタスサンドのこと?」なぁんて言ってるBTS食わず嫌いのオジサン世代にもぜひ見ていただきたい。

あのMVで着ている派手な衣装はGUCCIだろうか。そういえばキッチュでポップでシュールな映像の世界観も、ちょっとGUCCIのブランド創設100周年を記念してフィレンツェ、上海などに続いて東京で開催された、クリエイティブディレクターのアレッサンドロ・ミケーレの頭の中を覗(のぞ)くという展覧会「グッチガーデンアーキタイプ展」みたいである。

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