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注目の職業やビジネスに携わり、第一線で働く人のキャリアを紹介する連載「フロントランナーの履歴書」。今回は、電気自動車(EV)参入検討へ向けた新会社設立を発表するなど、世界の注目を集めるソニーグループで、デザインを統括するクリエイティブセンターのセンター長を務める石井大輔さん(53)の「履歴書」を見ていきます。

プロダクトデザイナーとはどんな仕事?

プロダクトデザインとは、プロダクト(生産品・製品)のデザインのこと。日用品から輸送機器まで、プロダクトデザイナーが手がける分野は幅広く、造形のデザイン性にとどまらず、意匠と機能の調和と統合が求められる。美術系の大学などを経て、メーカー社内のインハウスデザイナーや、デザイン事務所あるいはフリーのデザイナーとして活躍する例が多い。

ソニーグループのクリエイティブセンターはグループ横断のインハウスデザイン部門として、プロダクトやブランディング、UI(ユーザーインターフェース)を中心に、製品やサービスのデザイン全般を担っている。デザイナーのほか、社会動向を調査するリサーチチームも所属、商品の開発から顧客とのタッチポイントに至るまで、さまざまな領域にたずさわる。最近は、ブランディングの一環として、事業部門のコーポレートビジョンなどの作成も手がける。

聖光学院から多摩美へ

――話題のEV「VISION-S(ビジョンS) Prototype(プロトタイプ)」を担当しました。

クリエイティブディレクターを務めたエンターテインメントロボット「aibo(アイボ)」のプロジェクトが一段落した2018年ごろ、トップマネジメントからソニーグループとして「モビリティの進化への貢献」に何ができるか?というお題をもらいました。とは言っても何をやるのか具体的には全く白紙の状態でした。

石井大輔さんが手がけた「VISION-S Prototype」=ソニーグループ提供

石井大輔さんが手がけた「VISION-S Prototype」=ソニーグループ提供

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