寄付文化、もらう側の姿勢で根付く

――コロナによって自分たちの生活を見直す機運が高まり、気候変動や環境問題、格差などを意識する契機にもなりました。

「個人個人の意識が高まったというよりは、資本主義が行き着くところまでいったことの結果で、それで今になって目が向けられているのだと思います。地球上の資源を食い潰しているのに、いまだに成長成長といっている。会社が利益を出すために、基礎研究とか安全管理がおろそかにされてはいないでしょうか。これからは低成長でやっていける方向に変えていかないといけません」

各国・地域の民族衣装にはその土地の文化が反映されている。「服は現地の人たちと仲良くなれる最高の手段。みな驚いて、喜んでくれます」。アフリカ中部のチャドで

「ただ、ベンチャー経営者を見ていると、若い人たちの意識がすごく変わってきたなと思いますね。たとえば3月にメルカリとの業務提携を発表して、モノの売り買いが寄付につながる仕組みや災害発生時に迅速な寄付ができる被災地支援施策に取り組んでいますが、最高経営責任者(CEO)の山田進太郎さんは寄付行為に真剣に取り組んでくれています。日本人は寄付文化がない、意識が薄いなどというのはまったくのうそ。もらう側がきちんと責任を持って活用させていただきますという姿勢を示しているかどうかなんですよ。今の若い人の社会貢献の姿勢は半端なものではないんです」

(聞き手はMen's Fashion編集長 松本和佳)


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