リスキリングに最適な2ウェイカラーマーカー
コクヨの「マークタス」は、1本で2種類の使い方ができるマーキングペンです。1本あればノートをすっきりまとめられるので、大ヒット商品になりました。22年10月にはシリーズ累計出荷数380万本を突破しています。

文具女子博2022が開幕した22年11月23日には、新色の5色がマークタスシリーズに登場。今のトレンドに合わせた色や、使いやすい王道色を取り入れつつ、既存の5色とも調和のとれる色合いが採用されました。

マークタスには「2トーン」と「2ウェイ」の2種類があり、それぞれペンの先端が異なっています。「2トーン」はペン先が2つに分かれたカラーマーカーで、1本で2色のマーキングができます。「2ウェイ」は、軸の両サイドにペン先があります。マーキングができる太いペン先と文字を書きやすい細いペン先に分かれているので、1本でマーキングとメモ書きの両方ができます。

写真で上の「2ウェイ」は、マーキングと線幅約0.3mmの極細ペンの2種類のペン先を使い分けできます。マーキングをしつつ、同系色の極細ペンで補足やメモを書けるので、まとまり感のあるノート作りが可能です。下の「2トーン」は、ペン先が同系色の濃淡2色に分かれているので1本で2色のマーキングができます。ペンをくるっと回すだけで色分けできるので、ペンを複数本持ち運ぶ必要がなく、2色の明度差と彩度差で情報に強弱がつけられます。

どちらのタイプも新色はゴールド、グレー、ライトグリーン、ネイビー、レッドの5色。色味が明るすぎず目がチカチカしにくいのでマーキングした下の文字も読みやすくなります。今は色数を増やしてノートをまとめるよりもワントーンでまとめるのがトレンド。これ1本で、リスキリングなどのノートのまとめに役立ちます。
スキルアップに文具を添えて
17年の文具女子博スタート時から取材をして22年に開催した6回目まで5年がたちました。今回の開催テーマは「わたし彩る文具アトリエ」。会場では文具の新商品を紹介するだけでなく、文具を使ったライフスタイルの提案が増えていました。好きなものに囲まれた空間や好きなことに没頭できる場所にするために、自分に合った文具を選ぶということでしょうか。コロナ禍で自宅にいる時間が長くなり、自分のスキルを見つめ直す機会も増えました。そのため、近年はリスキリングやリカレント教育に時間を使う方が増えています。年末年始はリフレッシュだけでなく、今回ご紹介したような最新文具もチェックしながら、学び直しや新年からのリスキリングの計画づくりに時間を使ってみてはいかがでしょうか?
(文/写真 やまぐちまきこ)
