加齢に伴い、自律神経の働きが衰えるのは仕方ない。そう思い込んだ結果、その自律神経の不調の原因を探ろうとしていなかった。思えば、私の眠気は春先から始まっていた。鼻炎も同時に始まり、まだ治っていない。普通なら花粉症と思う。しかし、眠気と胃の不調まで併せて考えた時、別のキーワードが見つかったのだ。それは「春バテ」。季節の変わり目で寒暖差が激しい時期は自律神経の乱れが起きやすく、それに伴う不調も起こる。

私の鼻炎は花粉症ではなく、寒暖差アレルギーだとしたら。胃の不調も寒暖差からくる自律神経失調の影響と考えられる。昨今、真夏ともなれば外の猛暑とエアコンの効いた室内では、温度差が10度は普通にある。実は過酷な環境に私たちは暮らしている。そして眠気も自律神経の乱れを引きずっていないはずがない。

加齢に伴い、眠気の制御不能も実感する(イラストはイメージ=PIXTA)

若い時には一晩寝れば、体調を回復していたが、加齢に伴って体温調節機能が衰えるなど、表に出る不調の原因は実は水面下で蓄積されていく。また、環境の変化から、寒暖差のような思わぬ原因にさらされる機会も増えるだろう。

今は不調の原因を年だからとせず、エアコンの温度調節を「3部屋ごと+扇風機」にしたり、冷製や温製の食事や飲み物のバランスを再確認したり。さらに、日焼けばかりを気にせず、日光に当たる時間を少し増やすなど、小さなことからコツコツと再構築している。それが睡眠の再構築にもなったのか。昨夜は夫のイビキもあまり気にならなかった。あまり、ね。

高木美保(たかぎ・みほ)
1962年生まれ、東京都出身。84年、映画「Wの悲劇」でデビュー後、ドラマ「華の嵐」の主役をはじめ、NHK大河ドラマ等に出演。またバラエティー番組にも挑戦し、人気を集める。98年11月、自然と共にある生活を求めて、栃木県那須高原に住まいを移し、農業にも取り組む。現在は芸能活動に加え、講演や執筆業など幅広い活動を展開。著書多数。

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