「ブスのマーケティング戦略」著者に聞くキャリア思考

著書「ブスのマーケティング戦略」が話題となった自称「東京都足立区で一番気さくな税理士」である田村麻美さんが、転職サイト「日経転職版」特別セミナーに登壇した。「自信のないフツーな私が、どうすれば"なりたい自分"になれるのかを徹底的に考え、逆算して行動した」という田村さんに、逆算思考で考えるキャリアアップ術を語ってもらった。

-ご自身のキャリア形成の考え方について教えてください。

私が税理士を目指したのは大学2年生からで、受かるまでに6年ほどかかりました。最初は、なかなか受からないことが本当につらかったです。資格をもっていると「若い頃から意識が高かったんだね」と言われることが多いですが、私の場合、大学生の頃に資格試験が一種のブームになり、キャリアアップ思考というよりも「死ぬまで食いっぱぐれることがないようにするため」に資格取得を選択した感じでした。

文系の私が取れる資格には、弁護士や公認会計士などもありましたが、私の学力レベルでも何とか突破できそうだと淡い期待をもてたのが税理士でした。ですから、正直に言うと税理士が何をする人なのか、まったく知らずに選びました。大学時代の友人たちが一般企業に就職していく中、私は資格浪人をしていた時期があったので「この年齢になってもまだ働きに出ていない」ということにかなり落ち込みました。

やっとの思いで資格を取得して、東京の税理士法人に就職しました。「世間知らず」のひと言に尽きますが、資格さえ取れば仕事ができるという思考になっていて、入社した頃は「なんで私は評価してもらえないんだろう?」と独りよがりに思っていました。そこで、マーケティングの「3C分析」を使って、自分がなぜ評価されないのかを徹底的に分析することにしました。「Customer=上司・Competitor=評価の高い同僚・Company=自分」に置き換えて考えてみました。

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「評価されない自分」が評価されるために