「挑戦とはラスボス退治を楽しむこと」AGC平井社長SUITS OF THE YEAR 2022 受賞者インタビュー(1)

高級感のあるジャージースーツは柔らかな着心地で動きやすい スーツ(ヒデアキサトウ、オーダー価格26万4000円)、時計(グランドセイコーSLGH005、104万5000円)、靴(アシックスランウォーク、3万9600円)撮影:筒井義昭

「SUITS OF THE YEAR 2022」では「チャレンジを纏(まと)う=スーツ」をコンセプトに、挑戦を続ける人5人を表彰した。5人が歩んできた挑戦の軌跡、仕事との向き合い方、そして、スーツに対するこだわりなどを聞いた。




ビジネス部門で受賞したAGC社長の平井良典さんは、スーツの生地を選ぶ際、米西海岸のグーグル、アマゾン、メタ(旧フェイスブック)、アップル、マイクロソフトなどITのビッグビジネスを意識したという。「出張で現地に行くと、クラシックなビジネススーツにネクタイを締めた格好は浮いてしまう。だからソフトな印象のスーツが欲しかったんです」

伸縮性のあるジャージー素材の生地は、スーツケースに入れてもシワになりにくく、復元力は抜群。イタリアのメーカー「ヴィターレ・バルベリス・カノニコ」がジェットセッター(飛行機で世界を飛び回る人)向けに開発したものだ。シックな見栄えと快適さが共存する「ヒデアキサトウ」の仕立ては、パンツのウエスト部分がドローストリング仕様になっており、カジュアル感覚で着用できる。これなら「グーグルを訪問しても追い出されずに済みそうです」と笑う。

創業者のチャレンジ精神に共感

高校時代から「ロジカル思考でシンプルな学問」である経済と物理と数学に引かれてきた。物理学者をめざし東京大学工学部で工学博士となったが、「物理の知識をビジネスに生かせたら面白いかもしれない」と思い立ち、ビジネス界に飛び込もうと決心。業績がよく、余裕があり、「好きなことをやらせてくれそう」な旭硝子(現AGC)を選んだ。

SUITS OF THE YEAR 2022

今回の受賞者は、AGCの平井良典社長、ヤクルトスワローズの村上宗隆選手ら5人。授賞式の模様は、こちらからご覧ください。

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