コロナで多様化 化粧も化粧品も

――リモートワークは化粧にどう影響していますか。

「従来の化粧品からすると、メークに対する考え方が多様化しました。いままでの日本人のように、平常に戻ったら、ばっちばちにメークしたいのかというと、ちょっと違うでしょう。外出や会社に行くときは完璧にメークしたいという人も残っていますが、もっとナチュラルでいい、ポイントだけでいい、というように、化粧品の使い方の多様性が増しました。そこにアートメークといった美容医療もとても影響を与えています。コロナ後もハイブリッドになった働き方は変わらないでしょうし、ズーム会議だったら美肌に補正する機能が付いている。そういうことがメークに対する価値観を変え、多様化しているのだと思います」

――男性でもスキンケアが当たり前という世代が台頭してきました。小林さんはどんなお手入れをしていますか。

「僕はお風呂上がりのスキンケアに30分かけています。化粧水は塗って1分置いてまた塗って……という感じで4回ほど塗って保湿。それからクリームでふたをします。そこまでする必要はないのですが、ちょっとやるだけで清潔感みたいなものが全然違ってきます。毎日ポケットに入れて持ち歩いているアイテムといえばリップクリームです。でも僕の世代はまだそこまでいかないですよね。リップクリームを常に携帯しているのは30代から下ではないでしょうか。昔から男性は清潔感だ、みたいなことを言われますが、保湿している、潤っている感じは清潔感を上げてくれるので意識していますね」

清潔感を高めるために大事なのが「潤い」。毎日持ち歩くオルビスの「リリースバイタッチ リップマスク」で唇の潤いを保つ
アクティブな日々に欠かせないTUMIのバックパックもやはりグレー。「防水が完璧でスマートフォン用ポケットなど機能性がすごい」

――人とじかに接する機会が失われた3年間だっただけに、出会いが貴重なものになっています。

「僕は元は文系出身でしたが、30代でECの社内ベンチャー、ディセンシアを立ち上げるにあたり猛勉強をする傍ら、ITベンチャーのネットワークが一気に増えたんです。化粧品業界の人と会食に行くことはなくて、ITの人とばっかり。インプットしないとアウトプットは生まれないので、違う業界の人と付き合うインプットがすごいヒントになりました」

(聞き手はMen's Fashion編集長 松本和佳)


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