コロナ禍のテレワーク 場所問題の解決に一役

新型コロナウイルス禍でテレワーク環境が急速に整いました。これも場所の問題を解決してくれるものになり得ます。家庭の事情があって完全に家を離れることはできないけれど、テレワークと定期的な出勤を組み合わせ、セカンドキャリアの新しい働き方を築くことも可能になっています。こうした働き方を求める人への支援を充実させている自治体も増えてきました。移住先として人気の北海道東川町のほか、移住促進やテレワークを活用した地元企業と都市部人材のマッチングに積極的に取り組んでいる高知県などが有名です。調べてみると、セカンドキャリアを考える際の発想の幅が広がると思います。

セカンドキャリアを築くことが当たり前になった時代。何よりも準備をしっかりすることが大事です。ビジネスパーソンが定年を目の前にしてバタバタするケースを多く見ます。「定年になったら、セカンドキャリアを考えなきゃいけないなぁ」と思いながらも、なかなか体が動かないのが実際のところなのだと思います。ただ、充実したセカンドキャリアをつくりたいと思うのであれば、やはり準備が必要です。

先ほど紹介したような自治体の情報をもとに、旅行を兼ねて気に入る場所を探す旅に出てみるというのも1つの準備だと思います。このようにして、自分を縛るmust(制約条件)を1つずつ緩めていきましょう。

小沢松彦
 1962年名古屋市生まれ。85年早稲田大学卒業後、博報堂入社。営業部長や広報部長などを歴任し、2014年に早期退職。セカンドキャリア支援の一般社団法人、社会人材学舎の起業に参加し、後に自身で主に中小企業のバリュー開発・社員教育を手掛ける会社「sfidaM(スフィーダム)」、企業戦略の伴走支援ユニット「Halumni(ハルムナイ)」を設立。現在は経済同友会と兼業。

管理職・ミドル世代の転職なら――「エグゼクティブ転職」

5分でわかる「エグゼクティブ力」
いま、あなたの市場価値は?

>> 診断を受けてみる(無料)

「エグゼクティブ転職」は、日本経済新聞社グループが運営する 次世代リーダーの転職支援サイトです

NIKKEI 日経HR

「キャリアとお金を考える」の記事一覧はこちら

今、転職を検討しているあなたへ / 日経転職版

同世代の年収っていくらぐらい?

日経転職版でチェック

>> 年収チェックはこちらから