DUSTY PASTEL Knit & BEIGE Shirt<インナー編>
DUSTY PASTEL Knit:1
■GRAN SASSO(グランサッソ)=左
近年、継続的に人気を集めているカラフルニットだが、毎年旬の色みが微妙に変化している。この春夏はくすみ感のあるダスティパステルカラーに注目だ。こちらは絶妙なパープルに加え、カットソーのような裾でカジュアルに着られるのも魅力。素材はコットン100%だ。2万3100円(エスディーアイ)
DUSTY PASTEL Knit:2
■SLOANE(スローン)=右
ネイビーや黒など、ダークトーンの差し色使いに便利なエメラルドグリーンニット。カシミヤ70%+シルク30%のラグジュアリーなハイゲージで、絶品の滑らかさと華やかな光沢を楽しめる。ドレープの美しさも格別だ。薄手でサラリとした肌触りのため、夏場まで着られる一枚。4万7300円(スローン)

ON STYLE
■TAGLIATORE(タリアトーレ)
モノトーンに差せばビジネスにも活用可能
一見敷居が高そうに見えるダスティパステルカラーだが、定番服の差し色として取り入れると意外なほど合わせやすい。このニット自体はカジュアル寄りなアイテムだが、黒ジャケット&グレースラックスのモノトーンコーディネートにプラスすることでビジネスらしく装える。インナーに主張があるため、それ以外は極力シンプルに徹してゴチャゴチャ感を回避するよう努めるのがコーディネート成功の秘訣。チーフやスカーフといったアクセサリー類も不要だ。

OFF STYLE
■TAGLIATORE(タリアトーレ)
カジュアルスタイルもシンプルにまとめるのがコツ
上とは対照的に、グレイッシュなベージュジャケットとホワイトデニムを合わせて淡色基調でコーディネート。優雅な軽快さを演出してオフらしくまとめているが、ここでも余計な小物は一切用いず、ジャケットとパンツも無彩色に近いものを選んでいるのがポイント。ちなみにジャケットはシアサッカーで、シンプルでものっぺりした雰囲気に見えないよう素材感を工夫している。足元はローファーやレザーサンダルなど合わせて、重く見えないようにまとめるとよい。

BEIGE Shirt :1
■INDIVIDUALIZED SHIRTS(右:インディビジュアライズド シャツ)
白よりニュアンスがあり、かつ控えめなベージュはシャツの新定番色として注目。中でも着回しやすいのがBDシャツだ。その筆頭候補といえば、保守本流の米国製を貫くインディビジュアライズド シャツ。シルエットは程よいゆとりの「スタンダードフィット」だ。2万8600円(ユーソニアン グッズ ストア)
BEIGE Shirt:2
■BRILLA PER IL GUSTO(左:ブリッラ ペル イル グスト)
タイドアップメインで考えるならベージュのドレスシャツもいい。ドレッシーなポプリン生地でも程よく遊びの効いた印象になり、ジャケットスタイルに新風を吹き込んでくれるだろう。このような濃いめのベージュはブラウン系のジャケットとベストマッチだ。1万6500円(ビームス 六本木ヒルズ)

ON STYLE
■VALDITARO FOR SHIPS(ヴァルディターロ フォー シップス)
トラッドの定番セットもベージュシャツで印象一変
紺ブレ、BDシャツ、グレースラックスという定番3点セットも、シャツがベージュになるだけで旬度が一気にアップ。白シャツよりもコントラストが抑えられるぶん、柔和な印象になっている。タイはシャツと同系色でグラデーションに。ベージュシャツはレトロな雰囲気も備えるため、ヴィンテージ調のプリント柄とベストマッチだ。襟ボタンは外して軽快な味付けを加え、ジャケットの前ボタンも留めず無造作感を意識。トラッドなのに堅苦しくない装いだ。

OFF STYLE
■ERNESTO(エルネスト)
多色チェックのジャケットでフレンチテイストに
ブラウン、ブルー、ベージュなどが入り交じったサマーツイード調のジャケットと、ブルージーンズを合わせてカジュアルダウン。シャツが白や青だとかなりトラッド色が強くなるスタイリングだが、ベージュになると“こなれ感”が漂うモダンなたたずまいに。多色チェックのジャケットともあいまって、どこかフレンチテイストも感じさせる。襟先のボタンはしっかり留めている点にも注目。上のスタイルとは違い、ノータイで襟ボタンを外すとラフに見えすぎてしまうためだ。


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