「正しい成長」へ挑み続けようセブン&アイ・ホールディングス・井阪隆一社長

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(写真中)イトーヨーカ堂拝島店グロサリー部マネジャー 鎌田理佳子氏(右)セブンーイレブン・ジャパン企画本部経営企画部 見留佑季氏

コンビニエンスストアやスーパーを中心に国内約2万2千店舗を展開するセブン&アイグループ。イトーヨーカ堂は2020年に創業100年を迎え、コンビニエンスストアのセブン-イレブン・ジャパンは2023年に創業50年を控えています。今後も小売店が社会で求められる存在であり続ける道とは――。井阪隆一社長は、グループのイトーヨーカ堂とセブン-イレブンで働く若手社員との間で、地球環境を守りながら「正しい成長」に挑戦する企業姿勢の大切さを確かめ合いました。

売り場に自身のパネル設置、自作の歌も

井阪 まずはお二人がどのような仕事をしているのか教えてください。

鎌田 イトーヨーカドー拝島店で加工食品や銘菓などを扱うグロサリー部でマネジャーをしています。具体的には部の予算管理やパート社員が働きやすい環境の整備などを行っています。

私が思うイトーヨーカ堂のいいところは、何にでも挑戦してみるという自由な社風です。入社2年目のときに乳酸菌タブレットの新発売に合わせて売り上げ目標を立て、メーカー様と共同販促キャンペーンを実施することになりました。でも商品を棚に並べるだけではなかなか売れず、当時の上司に相談して売り場に私の等身大のパネルを設置。キャンペーンソングも自作して店内で流すなど工夫した結果、売り上げで全社1位になることができました。

井阪 そのキャンペーンソングは自分で歌ったの?

鎌田 はい。作詞・作曲は上司と一緒に手がけました。

井阪 それはすごい。協力した上司も素晴らしいですね。感動してしまいました。見留さんの話も聞かせてください。

見留 私は現在、セブン-イレブン・ジャパン企画本部経営企画部で10年後のセブン-イレブンの目指す姿を考える社内プロジェクトの発足・運営に携わっています。これまでに役員や現場社員など約150人と議論し、会社としての目標や理想の社員像などについてディスカッションしてきました。やはり一人ひとり考えが異なるため、意見のすり合わせが大変でした。でも上司の力を借りながら少しずつ進めているところです。

私は以前、神奈川県内でOFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー=店舗経営相談員)をしていました。新たに加盟いただいたオーナー様と、新しくお店をオープンさせる際、事前にオーナー様と何度も議論を重ねて「お店をこうしたい」という方向性について共通認識を持つよう努力しました。オーナー様と一緒に様々な困難を乗り越え、晴れてオープンしたときの喜びが一番の思い出です。

井阪 私も入社後2年半は店舗勤務を経験し、その後半年間は宮城県仙台市で1号店の出店に携わりました。3カ月間ほど仙台市内のホテルに泊まり込んで新店のオープンを手伝ったので、見留さんの気持ちはよく分かります。オーナー様も初めてのことでご不安がある中、「僕がついていますよ」とサポートに徹する重要性を学びました。

2050年の「目指す姿」示し 行動起こす

井阪 セブン&アイグループは世界18の国と地域に約7万7千店を展開(2021年11月末時点)。国内約2万2千店舗は1日当たり2240万人のお客様にご利用いただいています(同年2月末時点)。着実に企業成長をしている一方で、環境負荷といった外部不経済を発生させてしまっているのも事実です。地球環境を守りながら「正しい成長」を続けるのが企業本来の使命です。

そこで環境宣言「GREEN CHALLENGE(グリーンチャレンジ)2050」を策定。①二酸化炭素(CO2)排出量削減②プラスチック対策③食品ロス・食品リサイクル対策④持続可能な調達――の4テーマで2030年の目標、2050年の「目指す姿」として数値目標を設定し、具体的なアクションを起こしています。

鎌田 「グリーンチャレンジ2050」は現場でも少しずつ浸透してきています。イトーヨーカドーではペットボトル回収機を設置し、フードバンクも定期的に実施しています。これからも引き続きパート社員の皆さんともコミュニケーションを取りながら「なぜ今、我々がこうした活動をしているのか」の意義を理解してもらい、環境問題への関心を高めていきたいと考えます。

見留 以前、相模原地区でOFCをしていたとき、太陽光パネルや、大容量蓄電池を設置した環境配慮型店舗がオープンした際に近隣のオーナー様が何度も見学に来ました。次第に省エネに対する意識が変わり、オーナー様がご自身の店舗で積極的に節電するなど、地区全体に行動変化が生まれました。

井阪 それぞれの現場の取り組みを聞いて、非常に頼もしく思いました。お店を地域のサーキュラーエコノミー(循環型経済)の拠点として多くの方に活用してもらいたいと期待しています。

VUCAの時代、一人ひとりが考え行動を

井阪 将来の会社の主役でもあるお二人ですが、10年後のセブン&アイグループのために今何ができると考えていますか。

鎌田 今もお客様と触れ合う機会はありますが、もっとお客様の声に耳を傾ける機会を増やしたいと思います。従業員がお客様と直接話をすることで新たな気付きがたくさんあります。そういった積み重ねによって今後もお客様から信頼され愛されるお店を目指します。

魅力的な売り場づくりのためパート社員と緊密にコミュニケーションを取る鎌田氏(写真右)

見留 21年7月にグループの中期経営計画が発表されましたが、VUCA(ブーカ=変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代だからこそ一人ひとりが主体的に考え、行動していくことが必要です。私が考える10年後のセブン-イレブンは、魅力的な商品やサービス、心理的な豊かさも提供するコンビニです。グループの強みを生かして、お客様の〝次の便利〟をワンストップで提供したいと考えます。

井阪 これからの小売店は単にモノを売る場ではなく、社会課題や困りごとを解決するための拠点という傾向が高まっていくでしょう。その意味で見留さんの描く未来のセブン-イレブンは魅力的です。

現代は多様性が求められています。私のような経営者とお二人のような若い人たちとは価値観が異なります。だからこそ対話を大事にしていきたい。きょうは現場の社員と議論ができ、いろいろ気付かせてもらいました。こうした機会を今後も持ち続けていきましょう。

座談会出席者 プロフィル
鎌田 理佳子さん(かまだ・りかこ=写真右) 大学時代に経験したスーパーのアルバイトがきっかけでイトーヨーカ堂に入社。趣味はミュージカル鑑賞。
見留 佑季さん(みとめ・ゆうき=写真左) 先にセブン-イレブン・ジャパンに入社した大学の先輩から仕事の楽しさを聞いて入社を決断。趣味はバレーボールと晩酌。

(注)井阪隆一氏の「隆」は正しくは「生」の上に「一」が入ります。

【PR】提供:セブン&アイ・ホールディングス / 企画・制作:日本経済新聞社 コンテンツユニット