2021/11/6

ダブルのカジュアル使いはもはやスタンダードだ

ダブルブレストこそ、ノータイでカジュアルに着こなす。そんな意識が今、服飾業界人の間ではスタンダードになっている。実際に店頭を取材してみたところ、若い顧客ほどダブルのドレスダウンが受けているそう。新時代の常識になる予感大だ。

New Rule 10 スーツ 4BWスーツならノータイも簡単

ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 セールスパーソン
後藤優人さん(Instagram:@yutogotohjp)
ウールのバンドカラーシャツで新鮮さを演出
「ユナイテッドアローズではここ数シーズンにわたって、ダブルブレストをご提案しています。中でも4ボタンのものは軽快感が高く、ドレスダウンして着るのに向いていますね。インナーはニットやポロシャツが定番ですが、バンドカラーシャツを合わせるのもおすすめです。今日はスーツがフランネル素材なので、シャツもウールにして統一感を高めました。メッシュベルトやクラークスのワラビーなど、小物もカジュアルなものを選択」
ジャケット14万3000円、パンツ4万1800円/以上カルーゾ、シャツ1万9800円/ユナイテッドアローズ(以上ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) その他〈本人私物〉

New Rule 11 スーツ クラシックWスーツはニットシャツでくつろぐ

ストラスブルゴ・キートン
統括店長 門石貴幸さん
ニットポロとはひと味違う新鮮さを呼び込める
「きょう着ているスーツは10年くらい前にオーダーしたストラスブルゴのオリジナルですが、フロントボタンを開けて”羽織る”ように着るだけで、昔とは違った気分で着られますね。さらに、インナーをニットシャツにすることでスタイリングをアップデートしています。メンズではちょっと珍しいアイテムだけに、同じニットでも新鮮に感じますよね。靴はエドワード グリーンの同系色コンビシューズ。さりげない遊びを意識しました」
ニットシャツ2万7500円/ストラスブルゴ(ストラスブルゴ) その他〈本人私物〉

New Rule 12 ジャケット WブレザーにはLポケパンツで脱無難

シップス 渋谷店 副店長
伊藤 誠さん(Instagram:@m_k_t_it)
ウールスラックスよりもリラックスした印象に
「ひと昔前と比べて、ダブルのハードルは随分低くなっていると感じます。ジャケットを着る機会が減ったぶん、着るときには存在感のあるダブルがいい、というご意見もありました。このジャケットはヴァルディターロのもの。ミディアムゲージのニットでカジュアルめにまとめました。それからパンツもポイントで、実はスラックスではなくLポケットのコットンパンツを合わせています。グレーウールよりもリラックスした雰囲気になりますよ」
ニット3万5200円/ドルモア、パンツ3万1900円/ボレリオ、靴3万5200円/ポルペッタ × シップス、スカーフ7480円/シップス(以上シップス 渋谷店) その他〈本人私物〉

New Rule 13 スーツ ビスポークスーツをモックネックで軽快に

ビームスF スタッフ
関 哲朗さん(Instagram:@sekitetsuro)
渋い色柄のスーツにブルーの差し色が映える
「ダブルスーツは昔から好きで愛用しています。男らしいたたずまいを演出できるのが魅力ですね。きょうは最近のスーツではなく、20年前に仕立てたコスタンティーノを選びました。それをあえてドレスダウンするのが面白いかなと。秋口を意識して、インナーはタートルではなくモックネックを選んでいます。個人的にキレイな色が好きなので、明るめのブルーで差し色を効かせてみました。チーフも同系色でそろえています」
ニット2万4200円/グランサッソ(ビームスF) その他〈本人私物〉

撮影=若林武志、椙本裕子、岡田ナツ子、伏見早織 スタイリング=四方章敬 ヘアメイク=馬場拓也(SEPT) 構成・文=小曽根広光 文=川田剛史、間中美希子 撮影協力=市谷の杜 本と活字館(大日本印刷)、アンスティチュ・フランセ東京(飯田橋)

MEN'S EX

[MEN’S EX 2021年11月号の記事を再構成]


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