パソコンからでもスマートフォン(以下、スマホ)からでも無料で使えて、最大15GBものメールを保存できるのがGmailです。しかも日々進化していて、ユーザーインターフェースの変化だけでなく、新しい機能の追加も頻繁にあります。以前からある機能に意外な使い方が隠れていることも。何に使えるのか、どう使うと便利なのかを知って、もっと快適にGmailを活用しましょう。具体的なポイントを6回にわたって徹底解説します。
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大事なメールは整理して保管し、それ以外のメールは削除するなどして、「メイン」タブのメールを最小限に保つのが、重要メールの見逃しを防ぐコツ。
「ラベル」で振り分け、自由度が高く作業も簡単
一般的なメールアプリでは差出人や用件ごとのフォルダーで整理する。しかし、「B社から来たプロジェクトXのメール」は、「B社」と「プロジェクトX」のどちらに入れるか迷っていると仕分けに時間がかかる(図1)。

Gmailはフォルダーではなく「ラベル」で仕分ける。1通のメールに対して複数のラベルを付けられるのがポイント。「B社」と「プロジェクトX」の両方を指定できるので、迷いなく仕分けられる。
ラベルは「新しいラベルを作成」ボタンで簡単に作成できる(図2)。ラベル内をさらに細分化することも可能だ。「B社」のラベルの下に「プロジェクトX」ラベルを作る場合、先に「B社」のラベルを作成。「プロジェクトX」のラベルを作る際に、「次のラベルの下位にネスト」で「B社」を指定すればよい。
