独自の「オンライン診療」プラットフォームを新設するワケ

そういう時代になることに、私は3年前に気がつきました。欧州糖尿病学会(バルセロナ)まで赴き、この新薬の臨床成績を聞いたためです。その瞬間から戦慄が走り始めました。これが、今回、独自で新規プラットフォームを創設しようと構想し始めた理由(ワケ)です。

「スペシャリティーは、いずれコモディティー化する」。それによって「需要と供給」のバランスが崩れ、ひとつの専門分野がメジャーからマイナーにかわる、そんな将来予測があたるかあたらないかは解りません。ただ、かつて「結核治療」がそうだったように、「歴史は繰り返される」可能性は高いのです。

よって今は、優れた医療施設を検索できる「オンライン診療」プラットフォームをコツコツと創っています。なぜかというと、この連載の2月の記事〈世界的ネット大手の常識を覆す 「The 開業医」の挑戦〉で解説したように、グーグル検索だけでは優秀な医師が見つかり診察を受けられるとは限らないからです。

前回コラムで解説したように、斬新な発想で、どんな遠隔地からでも、患者さんにマッチした優秀で勉学に努めている医師を素早く見つけられるイノベーションを起こせるかは、今後を、ご期待ください。そのため、3年間で独自特許を4個、必死で考えました。

鈴木吉彦
1957年山形県生まれ。83年慶大医学部卒。東京都済生会中央病院で糖尿病治療を専門に研さんを積む。 その後、国立栄養研究所、日本医科大学老人病研究所(元客員教授)などを経て、現在はHDCアトラスクリニック(東京・千代田)の院長として診療にあたる。

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鈴木医師が院長を務めるHDCアトラスクリニックのHPでは、専門である糖尿病に関する情報を幅広く紹介しています。

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