居酒屋が韓流グルメ取り入れて姉妹店舗ブランドを開発

ドリンクグラスも映える。最初から鍋にラーメンが入っているのが韓流っぽい

次はJR恵比寿駅から徒歩すぐ、今年3月にリニューアルオープンした「赤からソウル 恵比寿西口店」(東京・渋谷)。居酒屋の「赤から」は今年で開業19年目を迎える全国チェーン店だが、韓国料理を取り入れ姉妹店舗ブランドを開発した。

店に入るとまず、ピンク色のネオンや韓国語入りの照明などが目に入る。そして「今日はどんだけ チーズを伸ばすのかい?」と書かれた大きなのれんも発見。この店も撮影スポット満載の、Z世代に人気の映えるネオ居酒屋のようだ。

「赤から」の看板メニューといえばピリ辛味の「赤から鍋」だが、それを韓国風にアレンジしたオリジナルメニュー「赤からソウル鍋」が同店の目玉。さっそく「赤からソウル鍋」(1人前1419円)を注文すると、赤いスープに国産の牛ホルモンや油揚げ、ニラ、名古屋コーチン入りのつくね、豆腐、キャベツなどが入った鍋が卓上コンロと一緒に提供された。

ラーメンにとろりと溶けたチーズが絡む「赤からソウル鍋」

赤から鍋の具材とも一部似ているが、トッポッギやキムチ、そして出だしからチーズをのせたインスタントラーメンが鍋の真ん中に入っているのが韓流らしく、見た目もインパクトがある。しばらく煮込んで蓋を開けると、とろけたチーズが麺に絡んでグツグツと煮込まれ、スマホの撮影タイムでかなり盛り上がる。

スープは小辛・中辛・大辛の3種の辛さから選べ、フレッシュトマトがたっぷりと入っているためか爽やかな酸味もあるピリ辛味だ。「赤から鍋」の辛味噌と、韓国料理のコムタンスープをブレンドさせたものだそうで、うま味がたっぷり。この赤からソウル鍋に「赤マヨきゅうり」や「韓国クリスピーチキン」「赤からソウルサラダ」など6品が付くお得なセットメニュー(1人前2519円)もある。いずれも鍋なのに1人前から注文可能で、小鍋で提供されるのがうれしい。

「赤からサムギョプサル」は豚バラ肉の周りで卵焼きも焼いてくれる

「赤からサムギョプサル」(1人前1639円)もユニーク。卓上の鉄板で豚バラの厚切り肉やもやしナムル、キムチをスタッフが豪快に焼いてくれるのだが、その周りの鉄板のくぼみの部分に卵の液を流し込み、ふわふわの「赤から玉子焼き」も同時に焼くのだ。サンチュで肉と卵を一緒に巻いたり、箸休めとして甘めの卵焼きを味わったりすることができる。

ほかにも、辛さが選べる「赤いUFOチキン」(1人前1199円、2人前から注文可能)は、鉄板の中央のチーズソースをたっぷりつけながら食す赤から風味の揚げ鶏。一世を風靡したチーズタッカルビのように、伸びるチーズの料理写真が撮影できるのも若者にとっては人気だ。アルコール類のリストにはマッコリやチャミスルなどもそろっている。

韓流ブームに乗っている店はどれも、エンターテインメント性に富み、映える写真がたくさん撮影できる楽しい店ばかりだった。食の韓流ブーム、この機会に一度は体験してみてはいかがだろう。

(フードライター 古滝直実)

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