東京駅八重洲南口から徒歩4分、高層ビルの一角にある都会の隠れ家と言える57室のラグジュアリーなデザイナーズホテルが「フォーシーズンズ丸ノ内 東京」だ。ゆとりある客室は、コンテンポラリーなインテリアで統一され、洗練された雰囲気に満ちている。東京駅に隣接しているため、トレインビューの客室からはプラットホームがすぐそこに見える。

トレインビュー&プラレールプラン対応の客室の窓からは、電車が行き交う様子が手にとるようにわかる

このホテルならではの「トレインビュー&プラレールプラン」は、列車を眺めながら部屋に用意されたおもちゃのプラレールで心ゆくまで遊べるファミリー向けのプラン。大人2人と18歳以下の子供2人まで宿泊が可能で、レストランまたはルームサービスでの朝食が付く。部屋で思いのままにレイアウトしたレールの上を走り回るプラレールの先にリアルな列車が行き交う。非日常の世界に子供たちは大喜びするのは間違いない。

新幹線走り抜ける横でゆったりバスタイム

もちろん大人が楽しめる眺望も。コーナーのワンベッドルームスイートのバスルームはしゃれた卵型バスタブになっているが、バスルームのブラインドを上げれば、なんとその先に新幹線が走り抜ける――。コーナーが全面ガラスで、ゆったりと湯につかりながら美しい夜景を眺めるのも雰囲気満点だ。ペット同伴の宿泊も可能という。

メゾン マルノウチはオールデーダイニング。昼と夜とで異なる表情の東京駅を眺めての食事も楽しい

ダイニングとバーが入る7階には、東京駅を見下ろす解放的な眺望とビストロ料理が楽しめる「MAISON MARUNOUCHI (メゾン マルノウチ)」がある。同階の「SÉZANNE(セザン)」は、トレインビューではないがオープンから半年でミシュランの1つ星を獲得した話題のレストランだ。総料理長のダニエル・カルバートはパリの「ホテル ル ブリストル パリ」内のミシュラン3つ星レストランなどを経て着任した気鋭のシェフ。シンプルで軽やかな中に繊細さが潜むフレンチはさすがである。

スパ&ウェルネスの施設も整い、スパの中にはスチームサウナ、ジェットシャワー、そしてラジウムを含有するミネラル温泉も。東京駅近くで温泉が味わえるというのもうれしい。子連れでプラレール三昧もよし、列車が旅情を誘う大人の隠れ家として泊まるもよし、いつもとはひと味違う時間がきっと過ごせるはずだ。

小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスに。東京と米国・ポートランドのデュアルライフを送りながら、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。