Chrome(クローム)やEdge(エッジ)などのウェブブラウザーは「タブ」機能を装備している。これは1つのウインドウ内で複数のウェブページを切り替える機能。何十というウェブページを開いたまま仕事をすることが多い昨今、タブ機能の使いこなしは必修科目といえるだろう。基本のキから意外と知らない上級ワザまで4回にわたってとことん解説。 今回は、入門者でも簡単にできるタブとウインドウの使い分け術だ。
主にChromeの画面を使い、Edgeで操作が大きく違う場合は適宜補足する。また、一部機能ではGoogle アカウント(Chrome)やMicrosoftアカウント(Edge)でブラウザーにログイン(サインイン)しておく必要がある。
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ウェブページを閲覧する際は、複数のページを同時に開くことが多いはず。だが、ページごとにウインドウを開いていくと、画面があっという間にウインドウで埋まってしまう。そこで活用したいのが、1つのウインドウで複数のページを切り替えるタブ機能(図1)。最近のウェブブラウザーはほとんどがこの機能を備えている。

例えば「仕事関係」「趣味」などと目的別にウインドウを用意して、それぞれでページを切り替える使い方がお勧め(図2)。同じテーマのページが1つのウインドウにまとまっているので、「仕事」「趣味」などのページ群をタスクバーからサクッと切り替えられる。仕事中は趣味のウインドウを最小化するなど、画面の整理もしやすい。

キー操作は「Tab」の「T」、うっかり閉じても再現できる
まずはタブの基本操作から説明しよう。ブラウザーのタブの横にある「+」ボタンをクリックするか、「Ctrl」+「T」キーを押すと新しいタブが開く(図3)。「Tab」の「T」と覚えよう。

だがもっと実用的なのは、リンクを新規タブで開くワザだ。検索結果やニュース一覧でリンク先を開くときは、「Ctrl」キーを押しながらクリックするか、右クリックして「新しいタブで開く」を選ぶ(図4、図5)。リンク先が自動的に新規タブや新規ウインドウで開くページもあるが、そうでないページでも確実に新規タブで開ける。リンク先を読み終わったらタブを閉じればよく、「戻る」ボタンを押す必要はない。