パソコンからでもスマートフォン(以下、スマホ)からでも無料で使えて、最大15GBものメールを保存できるのがGmailです。しかも日々進化していて、ユーザーインターフェースの変化だけでなく、新しい機能の追加も頻繁にあります。以前からある機能に意外な使い方が隠れていることも。何に使えるのか、どう使うと便利なのかを知って、もっと快適にGmailを活用しましょう。具体的なポイントを6回にわたって徹底解説します。
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グーグルが運営する「Gmail(ジーメール)」は、主にブラウザーでやり取りを行うウェブメールサービスの1つ。無料で作成できるGoogleアカウントがあれば、誰でも利用できる。
独自路線を行くGmailが「統合レイアウト」でさらに進化
独自のメールサーバーを使うGmailには、プロバイダーやほかのウェブメールサービスとは違うさまざまな特徴がある。受信メールをパソコンにダウンロードするPOP方式がプロバイダーメールの主流であり、メールはサーバー側に残らないのが一般的だ。しかしGmailでは、サーバー内のデータを表示するだけで、メールのデータはサーバーに残る(図1)。そのため、パソコンでもスマホでも、Outlookなどのメールアプリでも、同じようにメールを表示でき、未読か既読かも確認できる(図2)。


POPではなくIMAP方式を使えば、プロバイダーメールでもサーバー側でメールを管理できるが、Gmailの特徴はそれだけではない(図3)。なかでも重要なのが安全性だ。悪質なメールのブロック機能や不正アクセスへの対処など、Googleサービス全体で提供する強固なセキュリティには定評がある。
