ライフスタイルの変化に合わせて、市場のスーツがどんどん多様化してきた今、実際に“買い”の1着はどれなのか? 王道のクラシックスーツから今どき高機能ビジネススーツ、休日にも使えるリラックススーツ、コスパに優れたスーツ……。本特集では、事前に各セレクトショップや百貨店に2021年秋冬のイチオシの1着をアンケート。その結果を元に一堂に集めたスーツたちを、ファッション業界のスーツ識者たちとじっくり見ながら大品評会。ジャンル別に、今、買うべきスーツ大賞を選出した。
編集部員がほれ込んだ! 高機能スーツ大賞
伸びる、洗えるといった単一の機能ではなく、美観も含めた“総合力”が評価基準となるこのジャンル。膨大な機能スーツを見てきた編集部員がこれぞベストバランス!と推す一着は?
「機能一辺倒じゃないのが魅力的」ー樗澤広樹 ファッション担当
■UNIVERSAL LANGUAGE
ユニバーサルランゲージの「UL.ダイバーシティ」
「2WAYストレッチでシワにも強く、蓄熱性があって冬も暖か。それでいていかにも“機能系”という感じではなく、デニムスーツのようなルックスなのがいいですね。“ダイバーシティ”という名のとおり、様々なシーンで活躍してくれそう」ジャケット2万8600円、パンツ1万4080円(以上ユニバーサルランゲージ 新宿店)
◇ ◇
「ジャージーなのに本格仕立て。希少な生地にもひかれます」ー田上雅人 時計・クルマ・美容担当
■MACKINTOSH LONDON
マッキントッシュ ロンドンの「フレックス ジャージー」
「ジャージーでありながら本格テーラードの技が用いられていて、品格と快適の両立が絶妙。バランサーキュラーと呼ばれる生地は世界に数台しかない編み機によるものだそう。そんな希少性にもひかれます」ジャケット6万1600円、パンツ3万800円(以上SANYO SHOKAI)
◇ ◇
「最高級なのに気楽。そんな懐の深さがいい」ー寺本亜生 副編集長
■BELVEST
ベルヴェストのパッカブルスーツ
「あのベルヴェストがカシミヤジャージーを採用してリラックス感倍増、さらにパッカブルだとは驚きました。こんなに小さく畳んでも形崩れせず、着るとビシッと決まるのがすごいですね。高級スーツなのに気を遣わなくていいところが新鮮です」38万5000円(伊勢丹新宿店)
◇ ◇