ビジュアル解説 高速「5G」は通信エリアの狭さが弱点

2022/1/20

【記事はこちら】高速通信5Gの泣きどころ 狭い通信エリアと遮る建物

図1 5Gの電波は、4Gより高い3.7ギガヘルツ(GHz、ギガは10億)以上の周波数帯を利用する。5Gでは、3.7GHz帯と4.5GHz帯を「Sub6(サブシックス)」、28GHz帯を「ミリ波」と呼ぶ。電波は周波数が高いほど直進性が強く減衰しやすいため、届きにくい。現状5Gホームルーターはミリ波には非対応だ(通信会社ごとに割り当てられている周波数帯は異なり、通信機器によっても対応する周波数帯が異なる)
図2 大手3社による4Gの人口カバー率はすでに約99%に達するのに対し、5Gは展開途上だ。特にauとソフトバンクでは4Gの周波数帯を一部5Gに転用することでエリア展開を早めている。ただし、転用した5Gは本来の高速性は望めない
図3 ドコモの5Gホームルーターが利用できるのは、基本的にピンクの「5Gエリア(Sub6)」と黄色の「LTEエリア」。他社とは異なり、転用ではない5Gを「瞬速5G」としてアピールしている(2021年10月時点の東京周辺)
図4 図はauのWi-Fiルーターの「スタンダードモード」のエリアで、「5G sub6」「5G NR化」および「4G」が利用できる。オレンジ色の「5G NR化」は、4Gから5Gに転用したエリアを示している(2021年9月時点の東京周辺
図5 5G基地局は既存の4Gネットワークと連携して通信する「5G NSA(ノンスタンドアローン)」が主流だが、ソフトバンクでは5G基地局が5G専用設備で通信する「5G SA(スタンドアローン)」を導入。超高速・大容量に加えて低遅延・多数同時接続の5Gの特性を実現できるという(図はソフトバンクの資料を基に作成)

[日経PC21 2022年1月号掲載記事を再構成]

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