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インターネットを閲覧するためのウェブブラウザーは、パソコンで最もよく使うアプリでしょう。それだけに、より便利で快適なものを選びたいところ。筆頭候補は「Chrome(クローム)」と「Edge(エッジ)」。日常的な操作や注目機能を取り上げて、両者の実力と使い勝手を11回にわたって比較検証します。

◇  ◇  ◇

近年のウェブページは動画広告を掲載していたりプログラムを用いてページを自動生成していたりと、重くなる一方だ。そのため、ブラウザーで複数のタブを開いていると、パソコンの動作が遅くなることがある。そこで、ブラウザーが使用するメモリー容量もチェックしておきたい。

図1は、両ブラウザーで同時に10個のタブを開き、同じ10種類のウェブページを表示したときのメモリー使用量を「タスクマネージャー」で確認したものだ。10個のタブを開いた直後は、どちらも1700MB前後を使用していたが、しばらく待つと、Edgeのメモリー使用量が大幅に減った。

図1 ChromeとEdgeでそれぞれ10個ずつタブを開き、同じ10種類のウェブページを開いた。しばらくした後で「タスクマネージャー」を確認すると、Chromeが約1690MB のメモリーを使用していたのに対し、Edgeは約740MBしか使用していなかった

図1 ChromeとEdgeでそれぞれ10個ずつタブを開き、同じ10種類のウェブページを開いた。しばらくした後で「タスクマネージャー」を確認すると、Chromeが約1690MB のメモリーを使用していたのに対し、Edgeは約740MBしか使用していなかった

これはEdgeが、表示していないタブを「スリープ」状態にして、メモリー消費を削減する仕組みを備えるためだ(図2)。スリープ状態にあるタブは色が薄くなる(図3)。タブをたくさん開いたままにしても、パソコンに負荷をかけない優れた機能といえる。

図2 Edgeには、一定時間表示しなかったタブを「スリープ」状態にしてメモリー使用量を減らす機能がある。「設定」画面で「システムとパフォーマンス」を選ぶと、スリープに入るまでの時間を設定できる(1)。バッテリー消費を減らす「効率モード」もある(2)

図2 Edgeには、一定時間表示しなかったタブを「スリープ」状態にしてメモリー使用量を減らす機能がある。「設定」画面で「システムとパフォーマンス」を選ぶと、スリープに入るまでの時間を設定できる(1)。バッテリー消費を減らす「効率モード」もある(2)

図3 図2で設定した時間が過ぎると、操作していないタブはスリープ状態に入り、アイコンやタイトルが薄い表示に変わる。10個のタブを開いていたこの例では、操作していない9個のタブがスリープ状態になることで、メモリー使用量が約4割削減された

図3 図2で設定した時間が過ぎると、操作していないタブはスリープ状態に入り、アイコンやタイトルが薄い表示に変わる。10個のタブを開いていたこの例では、操作していない9個のタブがスリープ状態になることで、メモリー使用量が約4割削減された

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