インターネットを閲覧するためのウェブブラウザーは、パソコンで最もよく使うアプリでしょう。それだけに、より便利で快適なものを選びたいところ。筆頭候補は「Chrome(クローム)」と「Edge(エッジ)」。日常的な操作や注目機能を取り上げて、両者の実力と使い勝手を11回にわたって比較検証します。
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ウェブで面白そうなページや仕事の参考になりそうなページに出合っても、「今は読む時間がない」という場合がある(図1)。ブックマーク(お気に入り)に登録して残しておく手もあるが、それだとブックマークがどんどん増えてしまうし、「よく使うページ」と区別するための整理が面倒だ。

そんなときChromeでは、「リーディングリスト」機能を使おう。アドレスバーの右にある「サイドパネルを表示」アイコンをクリックすると、画面右側にリーディングリストのパネルが表示される(図2)。そこにある「現在のタブを追加」をクリックすれば、開いているウェブページを追加できる。後で読む際には、このサイドパネルを開いて読みたいページをクリックすればよい(図3)。読み終わって不要になったら、既読の一覧に移動したり完全に削除したりできる(図4)。複数のタブをまとめてリーディングリストに追加することも可能だ(図5)。



