
ラグジュアリーなホテルは多忙な日常を忘れさせてくれる格好の癒やしの場といえる。ホテルスパでセラピストから本格的なトリートメントを受ければ、それこそ生き返った気分になる。タイ発祥名門スパの香り高いアロマ、フットケアに特化したプログラム、パーソナルカスタマイズのメニューと特色ある3つのホテルスパで過ごす至福の時をご紹介しよう。
軽井沢駅から車で約5分、緑の別荘地の中に2022年2月に開業した「ホテルインディゴ軽井沢」。その土地ならではの文化や歴史を取り入れたネイバーフッドストーリーを提供するライフスタイル・ブティックホテルである。ここでは豊かな別荘時間を楽しむことができる。
木材を基調にした建物が自然に包まれた感じで落ち着く。ロビーフロアでは暖炉、フォレストガーデンではファイアピット(たき火台)に火がともる。廊下にはスペイン出身のイラストレーターによる軽井沢を描いたアートが、客室内にはオーストラリア人版画家のモダンな絵が飾られ、古くから外国人が訪れたインターナショナルな雰囲気を象徴している。

そんな「ホテルインディゴ軽井沢」のスパは、タイ発祥の名門の「The Spa by HARNN(ザ スパ バイ ハーン)」。アロマオイルなど高品質なハーンのプロダクツを使ったトリートメントが受けられる。ボディーマッサージでは、爽快感のあるメントールやブラックペッパーを含んだバームとオイルをなじませて使うのが特徴的。タイの伝統的なテクニックであるストレッチの要素も取り入れた丁寧な施術を受けると体が軽くなった気分になる。施術前には、同じ棟内にある大浴場につかって体を温めておくといい。軽井沢の自然や伝統工芸に着想を得たデザインで、炭酸泉露天風呂やサウナ、水風呂も備えている。
ダイニングには、ドッグフレンドリーなテラス席があり、軽井沢の地野菜をふんだんに使ったサラダや信州産の牛や豚など地元食材を生かしたイタリアンを楽しめる。別荘として伝統のある軽井沢らしく、ぜいたくなくつろぎを得られる場所になっている。