国際新都心として開発が進む東京・虎ノ門ヒルズにあるスタイリッシュなラグジュアリー ライフスタイルホテル「アンダーズ 東京」。アンダーズは、ヒンディ語でパーソナルスタイルを意味し、一人ひとりのゲストに寄り添ったおもてなしを信条とするホテルだ。37階にあるAO (アオ) スパ&クラブではトリートメントルーム、プール、炭酸泉プールといったくつろげる充実した水のエリアにフィットネスセンターなどを備える。

アンダーズ 東京内のスパ。レセプションのテーブルにはブレンドバーで使うハーブや季節のフルーツなどが並ぶ

スパエリアのレセプションには、ガラス容器に入ったスパイスなど自然のスパ素材に、土植えのフレッシュハーブなどが並ぶブレンドバーがあり、どこか英国のハーブ薬局のような雰囲気も漂う。丁寧なカウンセリングで、心身の悩みなどを解消するパーソナルなスパエクスペリエンスを提案してくれるのもありがたい。

自分専用のスクラブ作り体験も

トリートメントは、最高級有機栽培緑茶とフランスの天然温泉水を使用した京都発の「コトシナ」、医学的アプローチを基礎とした美容ケアに基づいて作られたフランスの「ビオロジック ルシェルシュ」、植物から抽出された自然の成分が高配合された「エレメンタル ハーボロジー」などオーガニックで自然な素材を使う。

香りのよい生のかんきつ類やブラウンシュガー、ココナツで作ったスクラブは新鮮そのもの

フェイシャルは美白、保湿、ハリやリフトアップなど、ボディーは男性にも好評というディープティッシュとスウェディッシュを組み合わせたオイルマッサージ。また、ホットストーンによる代謝アップや、スクラブやスリミングという脂肪とセルライトのもみほぐしなど、一人ひとりの要望に対応するメニューが揃う。なかでも「jiyujizai」は、フェイシャルやボディトリートメントを全体90分から4時間で希望に合わせて自由に組めるパーソナルなメニューだ。

60分以上のトリートメントにオプションで付くブレンドバーは、ハーブやスパイス、かんきつ類などから好きな素材を選び、フットバスに使うスクラブを自分で作ることができるという体験も新鮮だろう。

スパトリートメントで心身ともにくつろいだ後は、広がる眺望が素晴らしい最上階52階のルーフトップ バーへ。セミオープンテラスやプライベート感のある茶室をイメージしたソファ席、バーカウンターからなり、旬のフルーツなどを生かしたクリエイティブなミクソロジーカクテルはおすすめだ。癒やしの後に都心らしい極上の時間を存分に過ごすことができる。

小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスに。東京と米国・ポートランドのデュアルライフを送りながら、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。