
お待ちかねのジンギスカンは、野菜がたっぷり盛りつけられた「生ラム肩ロースのジンギスカンセット」が基本のセット。
「生ラム肩ロース」「野菜三種盛(モヤシ、タマネギ、パプリカ)」「自家製りんごだれ」がセットになっているので、まずはこちらを注文して、たりない場合はそれぞれ追加で注文しよう。

ジンギスカンは、網焼きと同じく七輪で楽しむ。ジンギスカン鍋は脂が七輪の中に落ちる穴空き仕様なので、羊肉のうま味だけが残る絶妙な焼き上がりもうれしい。
まずはすべての野菜を鍋の上で炒めて、しっかりと火が通ったら鍋の縁に移動させ、真ん中の空きスペースでラムをジュウジュウと焼いていく。その間、タマネギやモヤシをつまみながら酒を飲み進めてもいいが、全部焼き上がってから一気にかき込むのも爽快だ。
手作りのリンゴだれは果肉たっぷりのまろやかな味。羊肉のうま味を最大限引き出してくれるこのたれがうますぎて、何度も肉をヒタヒタしてしまうので、まずはたれからおかわりするという人も多いのではないだろうか。
ドリンクは、羊肉に合うワインや焼酎も幅広くラインアップされているが、一番人気はハイボール。「ラフロイグ10年」で作ったもののほか、ご主人で店主の恒夫さんがシングルモルトをオリジナル割合で配合した「赤丸ブレンド」も好評だ。
さて、オーナーの渡辺さん、子供のときから日常的に羊肉を食べていたという。
東京生まれ東京育ちだが、出張が多くおいしいもの好きの父親が、北海道で出合ったジンギスカンのおいしさにほれ込み、自宅でも作るようになったためだ。
羊肉の仕入れ先は近所のスーパーだが、味の決め手は手づくりのたれ。ジンギスカン作りのために購入した南部鉄器の鍋に付属していたレシピをベースに、父親が作ったたれは絶品だった。
そして2004年ごろに第2次ジンギスカンブームが訪れると、渡辺さんはさまざまな店を食べ歩いたが、父親の味に勝る店には出合えなかった。ならばと店を開くことを決め、牧草作りからこだわっているオーストラリア産のグラスフェッド肉を仕入れ、さまざまな羊肉料理を開発していったのだという。
前菜、網焼きととことん楽しんだ後のシメとしてのジンギスカン。満腹感はかなりのものだが、「まだまだ食べたい」と後を引いてしまうほど。「少しだけ」とおかわしてしまうこともありそうだが、たくさん食べても翌日は胃もたれなし。
週一でリピートするのもお薦め。家族や友だちとの楽しい時間を、おいしい羊肉でさらに楽しく彩ってみてはどうだろう。
<メニュー>
前菜の盛り合わせ 仔羊のたたき&スモークラム 1920円 / 生ラムのねぎ塩焼き 1310円 / プレミアム肩ロース芯 1330円 / 生ラム肩ロースのジンギスカンセット 1人前1420円
住所:東京都新宿区荒木町7-11 安藤ビル1F
電話:050-5485-3809
営業時間 水~土 18:00~23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:00)
定休日 月・日曜 ※しばらくの間、水曜〜土曜営業とさせていただきます
公式HP http://akamaru-zingis.com/index.html
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。