日経PC21

一方、広告ブロック機能を標準搭載したブラウザーが「Brave(ブレイブ)」だ(図8)。ベースはChromeやEdgeと同じ「Chromium(クロミウム)」なので基本性能は折り紙付き。ウェブページの表示も高速だ(図9)。標準設定でも広告をブロックするが、図10でその度合いを「積極的」に変えればさらに強化できる。

図8 Braveの初期設定は特に不要で最初から広告をブロック。アドレスバーの右側にあるアイコンでブロックした件数を把握できる(1、2)。拡張機能は基本的にChromeと同じものが使える
図9 広告表示が特に多いウェブページの表示時間を3ブラウザーで計測。同じ広告が表示されないためあくまで参考値だが、標準で広告ブロック機能を搭載するBrave が飛び抜けて速かった。ChromeとEdgeは、前出の広告ブロック用拡張機能が未導入の標準設定でテストしている
図10 右上の「≡」ボタンを押して「設定」を開く(1)。画面左で「Shields」を選択すると、広告ブロックの設定の確認・変更ができる(2)。初期状態でも広告要素をブロックするが、不十分と感じたら「トラッカーと広告をブロック中」を「積極的」に変更するとよい(3)

既定の検索エンジンは基本的にGoogleだが、グーグルではユーザーの履歴を収集する。これが嫌ならプライバシーを重視した「DuckDuckGo(ダックダックゴー)」などに変更するとよい(図11、図12)。また、「Tor(トーア)」という匿名性の高いネットワークを経由することで、IPアドレスを隠してウェブ閲覧することも可能だ(図13~図15)。

図11 「設定」を開いて画面左で「検索エンジン」を選択。プライバシー重視の「DuckDuckGo」や「Brave」も選択できる
図12  DuckDuckGoは広告が少なめ。ユーザーが同意しない限り、IP アドレスに基づく位置情報も標準では利用しない。検索の履歴が表示されないのも特徴だ
図13 Brave は「Tor」ネットワークを介して「プライベートウィンドウ」を使用できる。ネットワーク内の 3つのサーバーに順にアクセスしてウェブページにアクセスするため、相手はこちらのIPアドレスがわからない。3台のうち入り口と出口のサーバーは直接は通信しないので匿名性が高まる
図14 右上の「≡」ボタンを押して「Torで新しいプライベートウィンドウを開く」を選択。ウインドウの色が変わり、右上に「Tor」と表示される。Torへの接続には少し時間がかかり、画面下方に「Torの接続が完了しました」と表示されるまで待つ必要がある
図15  IPアドレスが表示されるウェブサイトにTor経由でアクセスすると、通常時とIPアドレスが変わることがわかる。この場合はTor経由のIPアドレスはドイツのものだった。当然Tor経由だと通信速度はかなり遅くなる