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現代は普通にネットを利用しているだけで、個人情報が脅かされる時代です。折しも巧妙な手口で個人情報を盗むウイルス、Emotet(エモテット)が猛威を振るっています。普段目にするネット広告も、あなたのネット上の行動を追跡しているかもしれません。安心かつ快適にネットを利用するにはどうするか。その勘所を6回にわたってお教えします。

◇    ◇    ◇

ターゲティング広告は、実はオプトアウトという手続きを踏めばターゲティングやトラッキングを停止できる。しかし、この手続きは広告事業者ごとに必要となる。数多くの広告事業者すべてで手続きするのは面倒だ。それならいっそ広告自体をブロックしてしまうほうが手っ取り早い。

広告のブロック方法は2通りある(図1)。1つめはChromeやEdgeといった既存のブラウザーに拡張機能を導入する方法。2つめはプライバシー保護を重視して設計された新しいブラウザーに乗り換える方法だ。拡張機能や新ブラウザーの効果はてきめん(図2)。いつも表示される広告がスッキリと消えるのは別次元の快適さ。トラッキングも防ぐから一石二鳥だ。YouTubeの動画内に表示される広告を消してくれるのもうれしい。

図1 広告表示をブロックする方法は2通り。ChromeやEdgeといった使い慣れたブラウザーに広告ブロック用の拡張機能を追加すれば広告やトラッキングを停止できる(1)。新顔のブラウザーに乗り換える手もある(2)。2019年に登場した「Brave(ブレイブ)」は、広告・トラッキングのブロック機能を標準で搭載する。ベースはChromeやEdgeと同じ「Chromium(クロミウム)」だ(Chromiumは、米グーグルが中心になって開発しているオープンソースのウェブブラウザー向けコードベース(プログラムの核となる部品))

図1 広告表示をブロックする方法は2通り。ChromeやEdgeといった使い慣れたブラウザーに広告ブロック用の拡張機能を追加すれば広告やトラッキングを停止できる(1)。新顔のブラウザーに乗り換える手もある(2)。2019年に登場した「Brave(ブレイブ)」は、広告・トラッキングのブロック機能を標準で搭載する。ベースはChromeやEdgeと同じ「Chromium(クロミウム)」だ(Chromiumは、米グーグルが中心になって開発しているオープンソースのウェブブラウザー向けコードベース(プログラムの核となる部品))

図2 拡張機能や新顔のブラウザーを利用すれば、邪魔な広告も簡単にブロックできる。画面はChromeに広告ブロック用の拡張機能「uBlock Origin」を追加した例で、違和感なく広告を非表示にしてくれる

図2 拡張機能や新顔のブラウザーを利用すれば、邪魔な広告も簡単にブロックできる。画面はChromeに広告ブロック用の拡張機能「uBlock Origin」を追加した例で、違和感なく広告を非表示にしてくれる

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