ハワイの人気カフェの新業態は日本初出店

ハワイの人気カフェの日本での新業態店「ERIC ROSE(エリック・ローズ)」

しっかり腹ごなしできるフードメニューもあり、サンドイッチやハンバーガー用のパンはハワイの店と同じレシピで配合した小麦粉を使用。ワインやビール、ハイボールなどアルコール類も終日提供している。

ゆったりした店内はハワイの雰囲気を再現したそうで、おしゃべりをする20代の女性たち、ランチを取る家族連れ、コーヒーとスイーツをつまみつつパソコンで仕事をするビジネスパーソンなどが、思い思いに過ごしている。森の空気を吸い込み、ここでコーヒーを一杯飲むだけでもリフレッシュできそうだ。

全国の契約農家から届く野菜たっぷりの料理が女性に好評の「RACINES AOYAMA(ラシーヌ青山)」

次は「RACINES AOYAMA(ラシーヌ青山)」へ。ビストロやパンを売りにしたカフェ、ベトナム料理店など、池袋で多数の人気店を運営するグリップセカンド(東京・豊島)の、新業態のオールデーダイニングだ。

まさに森に面した絶好のロケーションと、全国の契約農家から届く野菜たっぷりの美しい料理が女性に受け、60席の広い店内が昼時はあっという間に満席になる。また、現在はまだ稼働準備中だが、自家製ビールも楽しめるよう、マイクロブルワリーも設置。客席から見えるため、店内の雰囲気を盛り上げている。

コロナ禍で生まれた自家製ドーナツと規格外フルーツを活用したアイスクリームを販売する「RACINES DONUT & ICE CREAM(ラシーヌドーナッツアンドアイスクリーム)」

レストランの横にはショップ「RACINES DONUT & ICE CREAM(ラシーヌドーナッツアンドアイスクリーム)」も併設。色鮮やかなディスプレーには目を奪われる。パンが得意な同社の、生地から手作りする自家製ドーナツだ。池袋の店がコロナ禍でテークアウトに専念する中から生まれた、大ヒット商品だという。

アイスクリームは同社の契約農家の、品質は問題ないが規格外ではじかれた高級フルーツを使っている。旬の時期に収穫したスイカやナシ、マスカットなどの果汁を冷凍し、活用。こだわりのドーナツとアイスクリームは、どちらも甘すぎず優しい味だ。

「僕がののあおやまを最初に訪れた時、小川が流れ、鳥のさえずりまで聞こえました。15年間の飲食店運営で得た農家さんとのご縁と、社内のメンバーとで世界最高峰のチームを作り、この美しい環境に寄り添う店を生み出したいと強く思いました」(代表の金子信也さん)

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ミシュラン3年連続一つ星獲得店の新業態の朝食は…