Men's Fashion

さりげなく!デニムでラグジュアリー ひとクセ系4選

トレンド

2021.10.2

LEON

専業系からストリート系まで、デニムを展開しているブランドはあまたあります。それだけに、ワンランク上のオシャレ感を楽しむなら差別化が必要。とはいえ、いかにもな差別化は、むしろカッコ悪い。そこでオススメなのが……。




あくまでデニムらしさにこだわったひとクセ系が狙い

普遍性を楽しむのもデニムの大きな魅力ではありますが、トレンドアイテムとして注目されている今、回りとの差別化を図りたくなるのはオシャレ好きのサガ。それなりに年齢を重ねた大人には、若い頃にはその感覚さえなかった「デニムでラグジュアリー」という楽しみ方はいかがでしょう。

ハイブランドによるデニムの提案は今にはじまったことではありませんが、さりげなくクラス感を楽しむことにおいては今秋が最も好機といえます。なにせ、昨今のデニムトレンドは比較的昔ながらのアメカジに沿ったデザインが主流。生地感やシルエットにラグジュアリーな上質さを漂わせながらも、いかにもハイブランド自慢にならず、サラッと肩の力を抜いて楽しめるからです。

そんなデニムなら、長くはき続けられるというもの。せっかくデニムパンツをはくのなら、やっぱり色落ちだって楽しみたいですしね。

エルメス 大人デニムの最高峰と言っても過言じゃない!

13万3100円/エルメス(エルメスジャポン)

L字ポケットに一手ありな雰囲気をのぞかせるものの、パッと見は実にベーシック。でも、そこはエルメス。普通じゃ終わりません。生地は日本製のセルビッジデニム。そして左バックポケットにはラムレザーをあしらっています。ボタンに刻印した「クルー・ド・セル」モチーフも見どころです。

デニムとともに経年変化が楽しみなラムレザー。カーフレザーにパンチングでエルメスの名を記したレザーパッチは、あえて内側に。タダ者じゃないと匂わせつつ、正体はあからさまにバラさないわび寂び感がたまりません。

ディオール 王道とリュクスの絶妙融合を果たした一本

11万円/ディオール(クリスチャン ディオール)

ラグジュアリーとストリートの両立における、ココの巧みさはサスガです。まずはこのウォッシュ加工の加減。青みを残した90年代的な仕上がりが最高です。そして雰囲気としては王道的アプローチながら、ロゴ入りセルビッジでラグジュアリーをアピール。これ、永久定番でいいのでは?

バックポケットにもロゴ入りセルビッジを使用。フロントから見ると一見王道なレギュラーフィットに見えますが、ヒップにダーツを入れるなど、細かい一手でニューベーシックなシルエットに仕上がってます。