
ベッドサイドテーブルの上に、体温計、血圧計、解熱剤、おでこに貼る冷却ジェルシート一箱、ミネラルウオーター、経口補水液一本ずつ。冷凍庫の中に、冷却枕三個、冷凍食品と冷凍にしたお弁当併せて三食。キッチンの棚にレトルト粥(かゆ)三食。
バッグの中には予診票、接種記録書、ようやく届いた接種券。運転免許証など本人確認書類や一回目の時に届いた書類やメモ書きも念のため全部持っていく。服の袖が捲(まく)り易いかもう一度確認。こんな私は心配性?
接種後の副反応が強く出た場合に備えて、明日はお休みにしてある。今日までしっかり体調を整えて来た。行きますよ、二回目。
会場では順番待ち中に書類確認が終えられ、淀みなく問診席に到着。一回目後に、腕の痛みとモデルナアームがあったこと、その他には特に症状が無かったことを伝えると問題無しと診断され、二回目接種はさら〜っという感じで終了。事前に問診担当医ときちんとやりとりできる仕組みは良いアイデアだと実感した。
だが、知人の医師数人からこんなエピソードも聞いている。問診を終え、いざ接種席に着いた段になって、実は一回目の接種後に蕁麻疹(じんましん)が出ましたと告白する人がたまにいるのだと。困った顔をしながら、これは習慣がなせる業らしいと分析していた。つまり…。
私たちが病院に行った場合、いつもだと受け付けを終え、診察室に入ったら担当医師は一人である。ワクチン接種会場でも同じ感覚で、問診担当医が受付、接種担当医が"私の先生"と無意識に判断するようなのだ。
接種会場では接種希望者の健康を守る為と、大人数の接種をスムーズに行う為に問診と接種の担当医を分けているので、健康状態は問診の先生に説明しましょうと、今回私めが伝言を言いつかった次第です。
翌日。朝から腕の接種箇所が熱を持って痛い。一回目の痛みを十段階のうちの二だとすると、これは四くらいか?ちょっと表現が難しい。LINEスタンプの方が伝えやすいな。
「けっこうきてるよ涙顔」だ。