変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

コロナ禍が人生の転機になった人は少なくない。皇宮警察で皇宮護衛官として働いていた盛林綾華さん(32)もそうだった。外出自粛期間中に楽しみのつもりで始めたプログラミングにハマり、1年後にはエンジニアへの転身を果たした。彼女は何をどのようにリスキリングしたのか。そして、エンジニアの醍醐味とはなんなのだろうか。

まずはJavaの入門書を買って勉強開始

盛林さんは大学卒業後、天皇陛下や皇族の護衛、御所などの警備を担当する「皇宮警察本部」で働いていた。

「高校生の時、(当時の)天皇・皇后両陛下が私の地元・北海道にいらっしゃいました。お二人が手を振っていらっしゃるご様子を間近に見たのがきっかけで、皇宮警察を目指したのです。決して簡単な仕事ではなく、大変な思いをしたこともありましたが、その分やりがいは大きかったです」

充実した毎日を送っていた盛林さんだったが、2020年春の新型コロナウイルス感染拡大が大きな転機となった。外出自粛で休日にやることがなくなったため、何か学ぼうと一念発起したのだ。

「最初は英語でも学ぼうかと考え、YouTubeで動画を見て勉強したりしていました。ただそのうちに、どうせ勉強するなら『ものづくりにつながる学びごと』をしたいと考えるようになったのです。いろいろ模索するうち、プログラミングなら自宅でも勉強できそうだとわかりました。普段使っているようなアプリを私も作れたら楽しいだろうなと頭に浮かび、何を学べばいいのかネットで検索。そして、いろいろなサイトで紹介されていたプログラミング言語・Javaを学ぼうと決意し、多くのサイトで定番入門書とされていた『スッキリわかるJava入門』を買いました」

最初は単なる趣味として学び始めた盛林さんだったが、勉強を進めるうちにプログラミングの楽しさに気付いたという。

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック