40歳で一橋大が東大を逆転

40歳になると、一橋大が東大を逆転、一橋大、東大、東工大、京大、慶大と順位が入れ替わる。上位3大学は1000万円台に乗る。

想定年収額では一橋大は25歳で475万円だが、45歳で1189万8000円となり、増加額もトップだ。なぜミドル層になると、一橋大が東大を上回るのか。40歳といえば、大手企業の場合、課長や部長などマネジャーに選ばれ、幹部に昇進していく年齢だ。成果型の年収体系の企業が増えており、マネジャーになると一気に昇給するケースが少なくない。

このデータを見る限り、一橋大出身者は民間企業で着実に出世するタイプが多いのかもしれない。ミドル専門の転職コンサルタントの黒田真行氏は「一橋大出身者は年収が高めの大手企業に就業している人が少なくない。東大出身者は公務員比率が高いことも関係しているかもしれない」と語る。

東大出身者のキャリアは多様だ。半数以上が理系なので、大学やメーカーの研究職やエンジニアになる人も目立つ。一方、一橋の出身者は、金融や商社など年収の比較的高いサービス関連の大手企業に入社する人の割合が高い。

官僚や法曹界では東大出身者が圧倒的に多い。東大法学部卒の40代のある官僚は「民間に進んだ同期に比べ年収は2~3割低い。弁護士もロースクール効果で急増したので、最近は収入があまり伸びていない。大学教授になっても年収は企業の幹部の方がいい」という。

人事コンサルタントでクライス・アンド・カンパニー(東京・港)社長の丸山貴宏氏は「一橋大出身のビジネスパーソンは堅実に社内で昇進するイメージだが、最近の東大出身者は転職したり、起業したりするチャレンジグな人が増えている。転職した場合、大半の人が一時的に年収は大きく下がる。そんな影響があるのかもしれない」と語る。

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