変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

東大生の外コン人気が高まっている

東大生の外コン人気が高まっている

今どきの東大生の人気就職先はどこなのか。東京大学新聞社がまとめた2021年卒業・修了者の学部・大学院の就職先ランキングによると、民間企業のそれぞれの首位は楽天、ソニーなど国内有名企業だった。ただ、実際の憧れの就職先として多くの学生が挙げるのは、「MBB」と呼ばれる外資系コンサルティング会社(外コン)の3強だ。

マッキンゼー、ボスコン、ベインの「MBB」がビッグスリー

「やはりビッグスリーの人気は圧倒的に高い。東大生は文理、学部、院生に関係なく、相当数の学生がMBBにトライしますが、大半が落ちますね」。東大大学院の修士2年の男子学生は話す。

MBBとはマッキンゼー・アンド・カンパニーとボストンコンサルティンググループ、ベイン・アンド・カンパニーの戦略系コンサル3社を指す。東大新聞によると、21年卒の就職先ランキングでは学部が1位は楽天、2位は三菱商事、3位は三菱UFJ銀行。大学院が1位はソニー、2位はアクセンチュア、3位は日立製作所だった。総合コンサルのアクセンチュアが3位以内に入るが、伝統的な商社や銀行、電機、IT(情報技術)も相変わらず上位を占めている。

東大法学部4年の男子学生は「官僚や法曹を目指す学生も一定数いるが、3年生の時にMBBクラスの外コンに挑む学生は多い。そこで内定が取れれば、2月までに就職活動は終わり。外コンと大手商社で迷う人もいるが、金融やITなど他の大手企業は滑り止めのイメージ。今の学生はまず外コンですね」と明かす。外コンは一般企業の就活解禁日の3月1日より一足早く、学部3年や院生向けに採用活動を本格化する。解禁日までに優秀な学生には内定を出してしまう。

MBBの一角のマッキンゼーは学部では14人で4位、大学院では15人で13位、計29人に上る。他に外コンでは世界四大会計事務所系のデロイトトーマツコンサルティングやPwCコンサルティングなどもランクインするが、ボスコンとベインは上位20社に顔を出していない。

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック