スマートフォンは全地球測位システム(GPS)の機能を備えている。自分の正確な位置がわかり、地図上に表示することができる。さらに、使い方を工夫すると、撮影場所から写真を探したり、家族や友人などと自分の位置を知らせ合ったりすることも可能だ。自分の現在地を知らせるSOSも発信でき、緊急時の備えにもなる。GPS&地図の神活用を5回にわたって解説。最終回は緊急連絡先に設定した相手に自分の現在地を発信できる機能だ。
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体調が急変したなど、スマホ利用者の万が一の事態に備えた「SOS」機能が、AndroidとiPhone双方に搭載されている。この機能を使えば、緊急連絡先に設定した相手に自分の現在地を発信可能だ(図1)。

設定方法を見ていこう。まずはAndroidの場合。「設定」にある「緊急情報と緊急通報」にある「緊急情報サービスを開く」をタップし、画面に従って設定する(図2)。特に重要なのは、緊急連絡先を追加し、位置情報の共有を許可すること(図3、図4)。なお、119番や110番などに通報するかや、緊急連絡先に発信するかも決められるが、今回は位置情報共有だけを有効にした。


