変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

イムランさんは英語講師として20年以上英会話事業に携わっている

イムランさんは英語講師として20年以上英会話事業に携わっている

英語教材用アプリの開発を数多く手掛けるなど、人気の日英バイリンガル講師として知られるイムラン・スィディキさん。上智大学で比較文学を専攻し、監査法人系のコンサルタントを経て英会話事業を立ち上げた。今ではユーチューブチャンネル「コペル英会話」の登録者数が13万人以上、英会話用アプリの会員は50万人を超える。そんなイムランさんに、英語に対する苦手意識の強い人でもネーティブとの会話が盛り上がる、英会話が弾むコツについて聞いた。

唐突に出身国を問うのは非常識?

日本人は英単語や文法はよく理解しているのに、英会話が苦手という人は少なくない。シャイだったり発音に自信がなかったりというのも理由のようだが、イムランさんは「事前に英語のネタを仕込んでおけば、少々発音が下手でもネーティブとの会話は盛り上がる」と話す。

父親はパキスタン人で母親は日本人のイムランさんは東京で生まれ育ち、幼稚園からインターナショナルスクールに通った。ダイバーシティな(多様性のある)環境で育ち、大学院時代から英語講師として20年以上英会話事業に携わっている。なぜ日本人がネーティブとうまく会話できないのか、研究しつくしてきた。

英単語を3000語以上暗記して文法も完璧な人でも、「自分の英語は伝わらないのでは」と英会話に苦手意識を持つ人は多い。しかしイムランさんは「なまりのひどい非英語圏の人たちも英会話で盛り上がり、ネーティブと打ち解け合う人は少なくない」と説明。そのうえで「日本人の発音はそんなに悪くない。問題は英語のコミュニケーション上の常識やコツを分かっていない人が意外なほど多いことだ」と指摘する。

例えば、日本を訪問した欧米人と日本人は初対面でよくこんな会話を交わすだろう。

「Where are you from?」(出身地はどこですか)
「I am from the US.」(アメリカです)
「………」

多くの日本人は、あいさつした後に相手の出身国を問う。だが、ネーティブのなかには出身を問われるのがうざいと感じる人もいるという。しかも国名を答えると、これ以上の質問をしない日本人が少なくない。「話が終わってしまう、ここが問題だ。この人は何のために質問したのかと不思議がられるだけだ」(イムランさん)

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック