軍の極寒地用アウターを復刻 冬も無敵の性能

「HUNKY DORY(ハンキードリー)大阪店」(大阪市西区)の塚本康博氏にも話を聞いた。紹介してくれたのは、米国の軍用衣類メーカー、B.A.F(Brooklyn Armed Forces Inc.=ブルックリン アームド フォーシズ社)が手がけたミリタリージャケットだ。

米軍の被服システム「ECWCS(エクワックス)」に対応した一着。実際の寒冷地では肌着の「Level 1」や防風性の高い「Level 4」などを重ね着して温度調節を行う。「Level 7」は-45℃程度までの極寒地での着用を想定している。B.A.F / U.S.TYPE ECWCS GEN3 Level 7 PRIMALOFT JACKET 3万7180円

「米軍が極寒地用に指定していたジャケットを復刻した一着です。『プリマロフト』による圧倒的な防寒性能に加えて、防風性が高く洗濯もできるので、当店ではバイクに乗る方にも人気がありますね。複数のインナーウエアや防弾ベストを着込む前提なので、シルエットにはゆとりがあります。近年のトレンドとも合う一着ですね」

生地にシリコンの薄い膜を施し、軽量性、防風性、耐水性、通気性などさまざまな機能を確保している

街中だけでなく、アウトドアのシーンでも申し分ないスペックを持つ一着だ。コーディネートする際はどんなアイテムと合わせればいいだろうか。

長袖Tシャツとデニムパンツを合わせた着こなし。足元はあえて革靴で上品にまとめた

「真冬でもインナーは長袖Tシャツ1枚で問題ないと思います。ボトムスにはデニムパンツを合わせると、トレンドのアメカジ(アメリカンカジュアル)風にまとまりますよ。それで物足りない場合は、長袖Tシャツの上にネルシャツなどを重ね着するのもいいですね」

進化を続ける定番 オンオフ問わないコート

「化学繊維の中綿を使ったアウターは動物愛護の観点から見てもサステナブル(持続可能)なアイテムだと思います。当店ではダウンジャケットは仕入れず、化繊アウターのみを扱っています」

そう語るのは東京都目黒区の東急電鉄中目黒駅近くにある「Coper(コペル)」オーナーの張ケ谷鉄平氏。日本発のブランド、CORONA(コロナ)のコートを紹介してくれた。

ワークウエアやミリタリーウエアをベースにした、高機能かつ高品質なアイテムを手がける日本発ブランドの一着。1950年代のマッキントッシュのコートをイメージしたクラシカルなデザインが特徴だ。ラグランスリーブなので肩周りの窮屈さがない。CORONA / UP DUSTER COAT RB21 7万4800円

「ブランド草創期の2007年から手がけているアイテムです。機能やデザインがシーズンごとに進化しているのが魅力ですね。今年は断熱性や保温性、軽量性に優れた『シンサレート』を中綿に採用することで、真冬でも難なく着用できるようになりました。それでいて見た目はシンプルなロングコートなので、オンオフ問わず取り入れられます」

表地には、はっ水機能がある「バーバリーツイル」を採用。脇下には湿気を逃すベンチレーションも

中綿入りのアウターとしては珍しいトラディショナルなデザインが特徴だ。おすすめのコーディネートも張ケ谷氏に聞いた。

「アームホールが広いのでさまざまなアイテムの上に着られるのも魅力です。セーターやジャケットを合わせて、重ね着を楽しんでほしいですね。ボトムスはワイドパンツがおすすめですが、今ならストレートシルエットのデニムパンツを合わせても新鮮に見えると思いますよ」

ジャケットやタートルネックのニットなどと多彩な重ね着を楽しめる

文:FACY編集部 山梨幸輝(https://facy.jp/)


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