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来春、茨城の名門、土浦一高校長となるよぎさん

来春、茨城の名門、土浦一高校長となるよぎさん

2023年春にインド出身で初めての公立高校校長となる、よぎことプラニク・ヨゲンドラさん(45)。IT技術者から銀行マン、政治家を経て22年4月に茨城県の名門公立高、土浦第一高等学校の副校長になり、来春校長に就任する予定だ。大学生時代は日に3つの学校で学び、経営大学院で学び直し、育児スクールにも通った。常に笑顔で学ぶよぎさんの「リスキリング人生」を日経リスキリングがひもといた。

ガリ勉でなく短期集中型、1日3校を掛け持ち

「私はガリ勉じゃない。何時間も勉強するよりも、授業に溶け込むように集中した方が効果的だ」。8月下旬の土浦一高で開かれたサマースクール。よぎさんは300人余りの生徒に流ちょうな日本語でこう語りかけた。

土浦一高に赴任して半年余り。積極的に生徒と交わり、多くの生徒の顔や名前、部活まで覚え、学校説明会に飛び回り、抜群の記憶力とプレゼンテーション能力を披露している。確かによぎさんは「学びの天才」かもしれない。

生まれたのはインド西部の農村。国公立の小中高を優秀な成績で卒業し、1994年に名門のプネ大学物理学部に入学した。超多忙の学生生活だった。朝6時半から13時まで大学で物理や数学を学ぶ。屋台でコロッケバーガー(ワダパウ)や米クレープ(ドーサ)など食べて、14時から17時まで民間のIT学校に通い、18時半から20時半までは大学の外国語学部で日本語とドイツ語を習った。さらに土日は空軍の準備隊で猛訓練を受けた。

当時の年間学費は「理系学部約3000円、外国語学部約600円、IT学校約1万円だった。スゴく安かったので、これだけの教育を受けることが可能だった」と振り返る。

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