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写真はイメージ(PIXTA)

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誰もが気になる年収の話題。前回の記事「日経転職版 大卒年収調査2022(上)」では、日経転職版に登録した大卒会員の現年収(年齢別、役職別)をご紹介しました。今回は、業種別と職種別の大卒平均年収を紹介します。

今や異なる業種や職種への転職は当たり前の時代になりました。同じ業種内で、同じ職種での転職なら年収が大きく上下することは少ないかもしれませんが、業種や職種を変える転職ならば、場合によっては年収の大幅アップも期待できます。

異業種、異職種転職が当たり前の時代

新型コロナウイルス禍による社会や人々の行動様式の変化で、業種によっては先行きに不安を感じている人もいるでしょう。また、在宅勤務や副業解禁など新しい働き方が出てきたことによって、職種を変えたいと考えている人もいるかもしれません。

かつては経験のない業種や職種への転職は一般的ではありませんでしたが、現在では異業種・異職種への転職も珍しくはありません。

リクルートエージェントの調査によると、業種と職種の組み合わせで見る転職パターンは2017年以降「異業種×異職種」が最も多く、2020年度には「異業種×異職種」が36.1%、「異業種×同職種」が33.8%、「同業種×異職種」が10.5%、「同業種×同職種」が19.6%でした。

このように業種を変えたり職種を変えたりするのは、キャリアアップの定番とも言えるようになっています。

年収1000万円超えは4業種

では、業種を変える際の参考になる業種別ランキングを見てみましょう。ランキングは一定数以上のデータがある業種を対象にランキングし、上位20業種までを紹介します。

総合商社(平均年齢44.4歳)で、1229万円(男性1343万円、女性683万円)でした。前年調査から約130万円上がりました。総合商社大手7社の2022年3月期連結決算では、7社すべての純利益が過去最高益となりました。総合商社はもともと年収が高いうえに、好調な業績によって年収が大きく伸びたようです。

2位の「投資・投信・投資顧問」(1211万円)、3位の「証券」(1042万円)、4位の「コンサルティングファーム・シンクタンク」(1034万円)までが年収1000万円を超えました。

「コンサルティングファーム・シンクタンク」は平均年齢が38.1歳と商社に比べて6歳も若いため、平均年収が低めに出ています。同じ40歳代の平均年収で比較すると、コンサルは1306万円、商社は1204万円でした。

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