職場でExcelの表を、後先考えずに自己流で作るのは感心しません。ほかの人が理解しやすく、改良やデータ流用が容易になるよう工夫することが大切です。一覧表の作り方から、数値や日付の入力方法まで、守るべきマナーは多岐にわたります。具体的なポイントを7回にわたって徹底解説します。
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商品の幅・奥行・高さの数値を「×」でつなげているカタログや雑誌記事などは多い。しかし、Excelの表にこの形式で入力すると、ひとまとまりの文字列となってしまい、数値として処理できなくなる(図1上)。数値に「円」などの単位を付けて入力した場合も、同じく文字列データになってしまい計算に使えない。
数値の単位は表示形式で設定、数値だけの表はシンプルに
このような場合は、幅・奥行・高さの数値をそれぞれ1つのセルに入力する(図1下)。単位はデータ自体には付けず、必要なら表の外に記載する。

数値に「cm」などの単位を付けたい場合は「セルの書式設定」画面を使う。だがその前に、表示桁数を小数点以下1桁に揃えよう(図2)。表示形式が「標準」だと、小数点以下が0のときは整数部しか表示されないので注意する。その後、「セルの書式設定」画面で単位を付ければよい(図3、図4)。


